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一人でスマホで短編自主映画を50本撮った自己解説。

50作品もの一人で撮影した自主映画を作った。

50作品作ってみた率直な感想は、「そんなに作ったっけ?」と自分の感覚的には思ってしまう。

でも記録として残っているから、やはり作ったことには違いないのだ。

 

41作目~50作目の自己解説

 

㊶『蜉蝣は哭く』
上映時間8分55秒
東京から山梨への車内での撮影。
ラジオ番組を聴きながら進行される男の「死」の物語。
 

東京に映画を観に行く予定があったので、映画を観た後に山梨への帰り道の車内で映画の撮影をした。

車内のラジオから流れる番組を聴きながら、男は自分の人生の中で起きた「人の死」を回想する。

男の身近には、これまで数多くの「死」があった。男は「人の一生は、蜉蝣のように はかないものだ」と語る。

そして、まさにハンドルを切るような急展開が男の身に起こるが・・・。

 

㊷『尻尾』
上映時間6分48秒
ストーカーの物語。
ストーカー行為の末に待ち受けていた結末とは?
 

ストーカーの映画を思い付いた。

ストーカーになって女性を付きまとう映画だ。

一人で撮影している自主映画なので、僕個人のショットで「気持ち悪くストーカー行為」をする模様を描けば物語になる。

 

㊸『ブルー リユニオン』
上映時間10分13秒
復讐をテーマにした一人二役のカンフーアクション。
河川敷の橋桁の下での撮影。
 

復讐ものの物語を考えて、そこにカンフーアクションを取り入れてみた。

元警察官に復讐に来た相手とカンフーアクションを繰り広げる。

河川敷の橋桁の下で、二日間に渡り一人二役の撮影をした。

「ブルー リユニオン」とは、「憂鬱な復讐」という意味である。

突如現れた男には憂鬱な理由があったのだ。

 

㊹『ワゴムリアン』
上映時間8分38秒
アホラー映画第三弾。
輪ゴムが人間を襲うといったアホラー作品。
 

『ガムテリアン』『バサミアン』に続くアホラー映画である。

何も怖くないはずの日用品が突然襲いかかってくるという内容だ。

ヒッチコックの『鳥』やスピルバーグの『激突!』にインスピレーションを受けたものである。何の前触れもなく意味不明に相手が襲ってくるというのは、理由がわからないだけに恐怖感が増すものである。

第一弾の『ガムテリアン』は、ガムテープなので特徴としては「貼る恐怖」。

第二弾の『バサミアン』は、洗濯バサミなので「挟む恐怖」。

そして第三弾となる『ワゴムリアン』は、伸縮機能を活用した「締める恐怖」である。

日用品の用途を考えれば、その日用品が持つ「攻撃性」が見えてきて、物語を広げやすくなる。

 

㊺『BLOOD RAIN』
上映時間3分11秒
MVの第二弾。
僕なりの反戦歌。
 

『SNS SOS』に続く二度目のMV

歌はヘタクソだが曲が浮かぶと作りたくなる。

作曲とかも本当にわからなくて「音」も全然わからない。

リズム感はないし音楽的な才能は全然ないんだけど、作詞作曲は脳内でしたくなっちゃう。

この時はやたらと日本の情勢が「戦争が起こる危機感」が迫っていた。

北朝鮮はバンバン日本の上空にミサイルを飛ばすし、その度にJアラートがスマホから鳴るし、トランプ大統領は「アメリカファーストだ!」と血気盛んに吠えているし、日本でも憲法九条を改憲しようという動きがあってデモが起きたりした。

ひと昔前のミュージシャンは反戦歌を歌って若者を熱狂させたり、骨太なミュージシャンが存在した気がするんだが、現在では相変わらず鼻歌交じりの「くだらないラブソング」を誰もかれもが歌って浮かれている状況だ。

こんな平和ボケした日本の中で、どーしても自分なりの反戦歌を歌いたかった。

 

㊻『殺人の美学』
上映時間6分57秒
気取った殺し屋を演じたくて作った。
モデルはタランティーノ作品の「ある役者」。
 

これはとても気取った殺し屋が「殺人には美学がある」と語る映画。

種明かしをすると、タランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』を観た時に、クリストフ・ヴァルツという役者の演技、役柄に凄い魅力があって、それを「演じたい」と思って『殺人の美学』を作った。

映画を観て、「あ、こういうのやりたい」って思って作ることも結構ある。

 

㊼『イカヅチ』
上映時間8分37秒
またも一人二役のカンフーアクション。
森林の中での撮影。
 

一人二役のアクション映画。

自分と自分でアクション映画を撮るわけだから、帽子を被せて「もう一人の凶暴な自分」という設定にした。

イカヅチが落ちたことで自分の中から「凶暴な自分」が飛び出して、その自分を退治するために戦う。

今回は森林の中での撮影。

 

㊽『奇食』
上映時間12分22秒
「カッパを食べたい」という変わった食の映画。
とあるルートから男はカッパを購入したが・・・。
 

珍しい生きものを食べるのが趣味な男がいて、遂には「カッパを食べたい」という発想に行き着く。

大富豪たちの間で密かにカッパを食しているという噂を聞いた男は、あるルートからカッパを購入した。

これは何となく漫画家の「つげ義春」作品の雰囲気を出したかった。全然上手くはいってないけど、頭の中でのイメージとしては思い描いていた。

 

 

㊾『HELP!』
上映時間20分02秒
約二年ぶりの一人自主映画。
『スパルタンX』をやりたかった。
 

前作『奇食』までは週に一本のペースで作品制作をしていて、それから一人ではなくて複数人で映画作りをしていた。

一人で制作した自主映画は約二年ぶり。

ジャッキー・チェンの『スパルタンX』でのベニー・ユキーデとのカンフーアクションを真似して作った映画。

ジャッキー・チェンのカンフーの中でも、ベニー・ユキーデとの死闘が特に好き。

理屈抜きにカッコイイ。

黒のキャップを後ろ向きにして被っているのは、もちろん『オーバー・ザ・トップ』のスタローンの真似である。

この時のスタローンも異常にカッコイイんだよな。

 

 

㊿『You』
上映時間11分35秒
記念すべき50作品目。
全編英語での映画にチャレンジ。
 

2020年のゴールデンウィーク中に作った映画。

コロナウィルスの問題で外出自粛要請がかかって、世界中の映画撮影がストップした状況の中で、リモートで映画撮影をしたり一人で映画撮影をしたりする人たちもチラホラ目にしたが、僕にとっては何も変わっていない状況。

以前と変わらず一人ぼっちなのである。

一人で映画を撮ることをマイナスなイメージで自分は捉えていなくて、もちろん仲間と「映画作り」することも格別な楽しみがあるんだけど、例えば「イッセー尾形さんの一人芝居」とか、お笑い芸人でいえば「漫談」「落語」とか、一人で作り出すものが結構好きで。

そこには裏方でスタッフの方々の支えがあるんだろうけど、僕の場合は完全に一人。音楽は他の人が作ったものを使用しているけど、本当は音楽も自分で作りたいぐらい。

『You』は全編英語で作った。小学生レベルの英語なので、日本人にもわかるし、出来れば海外の方々にも観ていただきたい。発音が通じているのか疑問ではあるが。

 

今後も一人で撮影した自主映画作りを続けていきたい。

どこまで継続して、どんな作品が生み出されていくのか、自分でもチャレンジであり楽しみであるのだ。

一人自主映画1~49本の解説したものがあるので合わせて観ていただきたい。

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