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映画『SCORE[スコア] 』ネタバレ・あらすじ・感想。

20年以上ぶりの再鑑賞。当時話題になった『SCORE[スコア] 』を観た。

『SCORE[スコア] 』
みなぎる迫力と情熱と意気込み。
日本人による壮絶なガンアクション映画。
監督:室賀厚
出演:小沢仁志,江原修 
 

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解説

 
小沢仁志主演、『GUN CRAZY』の室賀厚が贈るジャパニーズ・ギャング・ムービー。

公開当時、主演の小沢仁志も無名、監督も劇場公開作品が初めてであった。

製作費3000万円という低予算凄で凄いガンアクション映画を作ったと話題を呼んで、高い評価を受けた。

1995年製作/88分/G/日本
配給:松竹

 

あらすじ

 
刑務所を出所したチャンス(小沢仁志)は、大佐(宇梶剛士)の指示で仲間(江原修、水上竜士、山下真広)を集めて宝石店を襲撃する。

しかし、逃げ込んだ廃墟でクレイジーなカップル(小沢和義、高野みゆき)に宝石を奪われてしまう。

誰が裏切るかわからない緊迫した状況の中で、チャンスらは宝石を奪回しようとするが・・・。

 

感想

 
25年前の映画ではあるが、18歳~20歳位の時期にVHSで観た。

当時は「面白いなぁ!」と思ったのだが、現在の僕の視点でもう一度観たくなってVHSを購入した。

低予算で作られた無名のキャストとスタッフが、とんでもないアクション映画を撮ったということで話題であった。

現在観てみると、映画作りに対する迫力と情熱がめちゃくちゃ伝わってきて、北村龍平監督の『VERSUS』を観た時のようなエネルギーを感じた。

もちろん気になる点もあった。冒頭で建物から窓ガラスを突き破って主人公であるチャンスが飛び出してくるが、落ちた場所に何故か大量のごみ袋があって都合よくクッションになっている。

昔のアクション映画ではよく見受けられた光景である。人や車が突っ込んだ先に、何故か空のダンボールが山積みにしてあったりした。

また日本人集団なのに、車中でテンション高くアメリカンジョークを言うような語り口調で話していたのが違和感であった。

宝石強盗をして車で逃亡中に、カップルがヒッチハイクをしているが「何故、日本人?」と思う。海外で強盗した日本人連中の逃亡した車の道中で、ヒッチハイクしているカップルが日本人って・・・。凄い偶然だな。

当時の僕は知らなかったのだが、なるほどタランティーノの『レザボア・ドッグス』を真似ているのだと知った。

タランティーノも低予算で映画を作るために、誰もが持っている黒スーツを衣装にしたが、『SCORE[スコア] 』もちゃっかり黒スーツである。

主人公のチャンスは強盗のプロの割には、結構リスクのある派手な強盗を白昼堂々と決行した。あまりにも、ずさんな計画である。

いや文句が言いたいわけではない。日本人が挑戦した、派手なガンアクションは面白いのだ。バンバン爆発して、車も吹っ飛んで、血も噴き出す。エンターテインメント満載なのだ。

命をかけた男たちの、映画に魂を注ぎこんだ作品は非常にダイナミックで面白いのである、ということで「カット、カット」。

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