ABEMAで無料配信された『長渕剛 卒業式ライブ 鹿児島南高校 2023.2.28』を観たのだ。
先日はABEMAで長渕剛の『長渕剛LIVE&トークセッション 君たちが未来だ!』を観た。
続いて今回、長渕剛の母校である鹿児島南高校での卒業式ライブが無料配信された。
『長渕剛 卒業式ライブ 鹿児島南高校 2023.2.28』 |
何とも羨ましい限りだ。長渕剛による鹿児島南高校卒業式のサプライズライブ。
僕が高校生の頃だったら興奮で全身が痺れ「卒業」ならぬ「卒倒」で失神をしていたのではないか。
卒業式の体育館中央の扉からギターを手に歩き登場した剛はオープニングで『俺らの家まで』を披露。
そして鹿児島、母校、10代への想いを語る。熱く語る。決して10代のピュアな心に嘘がないように。10代の少年少女は大人の嘘を肌感覚で見抜く。だから嘘はいらない。純粋な魂で語りかけ向かい合わなければ簡単に見透かされてしまう。
2曲目の『交差点』では切ない失恋ソングを優しく歌いながらステージを降り、生徒と同じ目線で立ち歌う。目をじっくり見つめて抱きしめるかのように歌うのだ。
3曲目『かましたれ!』で「本当の仲間はどこにいる?」と熱唱。目を輝かせ満面の笑みを浮かべる生徒たちも一緒に熱唱。「本当の仲間はここにる!」と会場が一体になる。
コロナ禍真っ只中の高校生活。彼らはマスク着用を義務付けられた社会の学園生活の中で不自由に、仲間の顔もハッキリ見ることが出来ずに自分の顔を隠しながら青春を送った。
青春の思い出が「皆、マスク姿なんてあんまりじゃないか!」そんな誰もが抱える想いが体育館に溢れ返る。
4曲目の『卒業』は2009年に剛と鹿児島南高校の生徒たちと一緒に作った歌だ。
思い出深い歌が更に彼らの心の琴線に触れる。
合間のトークで剛の少年時代の「誕生日パーティー」のエピソードが語られる。豪華な友人の誕生日パーティーで体験したプレゼントとケーキに驚き羨んで自身の誕生日パーティーを開くが、母ちゃんが出したのはケーキではなくメリケン粉に砂糖をまぶしたカッパ焼き。切ない物語に涙。「母ちゃん父ちゃんに会いたい」「また母ちゃんのカッパ焼きが食べたい」と剛は語る。
5曲目の『Myself』から、ラスト『乾杯』へと紡いでいく。
アンコールに『STAY DREAM』。
一体感に包まれた会場は涙と笑顔で一杯になった。剛にとって10代の「剛コール」はどれだけ嬉しいことか。
「生まれ変わったら教師になりたい」と言っていた剛による最高の熱血授業ライブだった。
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