静岡伊勢丹で開催されているジミー⼤⻄ 画業30年記念作品展『POP OUT』に行ってきたのだ。
ゴールデンウイーク中に銀座三越でも開催されていたが、ゴールデンウィーク中の混雑は敬遠して静岡での開催を待っていた。
ジミーちゃんが描く作品が好きで過去の画集も持っているし、著書も読んだりしていた。画家を辞めてタレントに精を出していた時は寂しい気持ちがあったのは確かだ。
それが今回、師匠の明石家さんまさんの一声によって絵を描くことを再開したジミーちゃんが、画業30周年を記念して展覧会を開催する運びになったのは非常に嬉しいことである。
この機会を逃さず、静岡伊勢丹へ。
一部を除いて、ほぼ全てが写真撮影OKで写真を交えながら感想を。
原色を基調とした遊びゴコロを盛り込んだカラフルな色使いに目を奪われる。
今回の展覧会はジミーちゃんが画家としてデビューしてからの初期作品、芸能活動を休止してスペインに移住した時期の作品や世界中を放浪して描いた作品、そして画業を再開した現在に至るまでのジミーちゃんの作品の軌跡が展示されている。
動物や植物をモチーフに描かれた生命力に溢れた作品群は、鑑賞者のイマジネーションを大きく刺激する。
絵に近づいて見た時の発見と、絵から離れて全体図を見た時の発見がある。「こんなところに動物が隠れていたのか?!」と驚くような喜びがあるのだ。
ジミーちゃんの作品はまるで「お祭り」。楽しく賑やかで華やかだ。
老若男女、子供から大人まで楽しめる愉快な作品。
キャンバスからはみ出した想像力豊かな自由な発想が、人を楽しませて喜ばせる。
ジミーちゃんは作品制作に時間がかかるという。作品を時給換算にしたら380円位だと言って、一度は絵筆を折った。「人を楽しませることにカネなんて関係ない」と言った明石家さんまさんの言葉で画業を再開したのである。
さんまさんの言葉に納得である。また作品は時給換算出来るものではない。作品は掛け算になる。作品を販売して終わりということもあるが、作品は展覧会や画集等、色んな場所で色んな人に楽しんでもらえる掛け算にもなる。時給380円で終わりというだけのものではないのだ。
ましてやジミーちゃんの作品価値が時給380円だという算出方法が間違っているのではないか。
ジミーちゃんの創造力は計り知れない。
水彩、アクリル、油彩等、表現方法も様々。
ジミーちゃんの画業30周年を追った展覧会は非常に楽しかった。
24日(日)、この日はジミーちゃんのサイン会も。
画集を購入したお客さんを対象にサイン会が行われた。
もちろん、僕も画集を購入してサインを。
ジミーちゃんの展覧会を通して「お前もがんばれよ!」、そう背中を押された気がした。
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