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小泉今日子プロデュース舞台『ピエタ』を本多劇場で観劇して来たのだ。

泉今日子さんがプロデュースした舞台『ピエタ』を下北沢の本多劇場で観劇して来たのだ。

『ピエタ』
脚本・演出:ペヤンヌマキ
出演:小泉今日子 , 石田ひかり , 峯村リエ , 広岡由里子 , 伊勢志摩 , 橋本朗子 , 高野ゆらこ , 向島ゆり子 , 会田桃子 , 江藤直子

8月6日(日)は『ピエタ』の東京公演千秋楽。

大島真寿美さんの小説『ピエタ』に感銘を受け、キョンキョンが舞台化に動き出したのは約10年前のこと。

『ピエタ』

大島真寿美 (著)

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自身の制作会社「明後日」設立後も様々な事情で実現に至らず、2020年には公開直前でコロナ禍の影響により中止。

それでもキョンキョンはネガティブな気持ちになることなく、「不思議なタイミングでやるべき作品」と信じて今回の公演に漕ぎつけた。

そんな想いや縁が導かれるように繋がった作品だからこそ、劇場に足を運び僕も結晶のひとつになりたかったのだ。

 

ピエタ

 
物語は18世紀のヴェネチアが舞台で作曲家ヴィヴァルディがピエタ慈善院で音楽を指導していたという史実を基に、孤児、貴族、高級娼婦という身分や立場の違う女性たちの交流や絆、様々な人生を映し出す。

音楽の生演奏が始まると同時に心地良い音色に身を委ねて、『ピエタ』の世界へと引き込まれていく。

一枚の楽譜の謎を追いかけている中で、ヴィヴァルディに縁のある女性たちの暮らしが映し出され、音楽が慎ましやかでありながら華々しく物語を彩る。

魅力的なキャストが凛として舞台に立つ姿は、心からその役柄を、当時のヴェネチアでささやかに生きる女性たちを尊敬して演じていることが伝わってくるのだ。

国境を越え、時代を超えて、目の前にいる彼女たちが本当にその「とき」を生きていたのではないかと錯覚さえ起こす。

美しい旋律に乗りヴェネチアの風に吹かれ、美しい娘たちの詩(うた)が紡がれる。

時には悩み、時には笑い、それでも顔を上げ力強く生きて行こうとする眼差しは、現代を生きる人たちへと繋がっているように思えた。

キョンキョンがインタビュー等で言っていたように、時間は縦軸ではなく横並びで進んでいると感じさせてくれる。過去、現在、未来の自分が手を取り合っているのではないか。

小説『ピエタ』を読み約10年前から構想して、コロナ禍で公演が中止になった時も、公演を実現させた現在も、そしてきっと未来も、全ての自分が手を取り合って前へと進んでいるのだ。

「より良く生きよ」

メッセージが全身に響き渡り心の中を温かく巡り行く。

ヴェネチアの女性たちが煌びやかな笑顔を見せる。

劇場内はスタンディングオベーション。

鳴りやまない拍手は、キャストやスタッフ、関わり作ってくれた全ての人たちへ贈る、「観客席からの生演奏」で至福の光に包まれた。

想いが募った貴重な舞台を前二列目で観劇出来た。パンフも購入。

それにしてもキョンキョン、顔小っちゃかったなぁ。

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