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『ダリ展』鬼才、サルバドール・ダリの世界

立新美術館で開催されている『ダリ展』に行ってきた。

約250点によって多面的なダリの世界を紹介する、日本では約10年ぶりとなる本格的な回顧展だという。

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ダリ展

 
12日の土曜であるこの日は、かなりの人たちで混雑をしていた。

ダリのことは僕自身全然詳しくないが「面白そうな人」という印象で、「知りたい人」であり、作品に触れたい人で、とても興味深く、今後好きになってしまいそうな雰囲気を持っている人だ。

創作作品はもちろんのこと、創作者のことも知りたくなる。どんな人生を送り、どういった思考で、どのような名言を残した人なのだろうか。

その代表が僕にとっては岡本太郎である。彼の作品はぶっ飛んでいるが考え方や言動も面白い。

人を魅了するニオイをプンプンさせているサルバドール・ダリ。

混雑の中、ダリの作品と対峙する。正直、最初は僕にはよくわからない作品が並んでいた。

技法や作品のタッチなど唸るものがあるのだろうが、イメージしていたものとは違っていた。

やがて独特の世界観のある絵が展示されていて、見たことのあるダリ作品があった。

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どでかい作品を見ると単純だが、「すげー!」と感心してしまう。

お気に入りになった作品は『ポルト・リガトの聖母』という絵で、不思議な感覚と絵そのものの美しさに魅了された。実際ものすごく大きな絵で、じっと見ていると、絵の持つパワーに引き込まれそうになるのだ。

ダリの不思議な感覚の絵の世界観は面白くて、好きなジャンルの画家である。

しかしながらダリは贋作王とも呼ばれていて、ダリの作品の75%は贋作だったということも言われている。

贋作王ダリ―シュールでスキャンダラスな天才画家の真実

スタン ラウリセンス  (著), Stan Lauryssens (原著), 楡井 浩一 (翻訳)

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1960年代から晩年までの作品は、ダリの弟子5、6人が描き、ダリの作品として発表されていたともいう。

一体どれがどれでというのはわからないが、いろんな画風があり、同じ一人の人物が描いたように思えない程にいろんな絵があった。

ダリの名を前面に出して、チームで活動していたということなのだろうか。

帰り際には、グッズコーナーで『ポルト・リガトの聖母』のポストカードを一枚だけ購入した。

 

ダリという魅力的な画家、人物像、そしてダリ特有の世界観のある作品。

国や時代を越えて、多くの人たちを虜にするダリについて、もう少し知識を深めていきたい。

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