amazonプライムの会員になったのは、松本人志の『ドキュメンタル』を観たかったからである。
千原ジュニアの誕生日ライブの時に言ってた企画がAmazonで実現された。
芸人が自分で参加費100万円を用意して、10人の芸人が密室で「笑ってはいけない」をする。
芸人同士が笑わせあって、最後に残った芸人が100万円×10人の賞金1000万円を獲得する。
この『ドキュメンタル』が面白い。
amazonプライムで映画を4本観たので、感想を。
『スティーブ・ジョブズ』 ケンカばかりしているジョブズ。 いわゆる伝記映画ではない。 監督:ダニー・ボイル 出演:マイケル・ファスベンダー,ケイト・ウィンスレット, セス・ローゲン |
個人的には、この映画を映画として観ようと思っていなかった。
単純にスティーブ・ジョブズという人物に興味があり、そのサクセスストーリーを観たかったのだ。
しかし本作はサクセスストーリーではなく、スティーブ・ジョブズという人物像の「激しい部分」を切り取っていた映画である。
ジョブズは素晴らしい功績を残したが、従業員にはすごく厳しく非道な部分が多々あった。
そんな「激しい部分」を多く切り取っていて、とにかく多くの人たちといつもケンカをして揉めている。
監督はダニー・ボイルで、過去に『トレインスポッティング』と『ザ・ビーチ』を観たことがあるが、その2作品はなかなか好きな作品。2012年にはロンドンオリンピックの開会式の芸術監督で式典演出を担当した。
今回の目的はスティーブ・ジョブズの人生に興味があっただけなので、ハッキリ言ってケンカシーンとかはどうでもよかった。
面白い切り口の映画ではあるが。
結局、この後スティーブ・ジョブズの人生をマンガで読んだのであった。
『漫才ギャング』 下品で不快。 ギャングを活かしたツッコミがあれば良かった。 監督:品川ヒロシ 出演:佐藤隆太, 上地雄輔, 石原さとみ, 綾部祐二 |
品川ヒロシ監督の作品。
前作の『ドロップ』は僕には合わなかった。
キャスティングはいい。旬な役者を起用してヒットを狙っている。
しかし物語は感動させようとする意図がバレバレで恥ずかしい。
観ている途中で先の展開が読めて、感動のシーンの演出がサブイのだ。
『ドロップ』では残念な思いをしたが、『漫才ギャング』も同じだった。
前半でゲロを吐くシーンとウンコをするシーンがあるのだが、これはもう最悪であった。
このシーンで笑う人はいるのだろうか。
とにかく汚い。ゲロでウンザリしてるのに、その後にすぐウンコって。
もういい。途中で観るのをやめた。気持ち悪くなったから。
下ネタは何でもウケるわけではない。汚くて下品で不快になることの方が多いのだ。
あの下品なシーンは映画を台無しにした。
しばらく時間をおいて再び映画を観ることにしたが、やはり僕には合わない。
留置所で出会った二人がせっかく漫才コンビを組むのであれば、ワルである上地さんはフツーの漫才師のツッコミではなくて、不良のケンカのようなツッコミの言葉でやって欲しかった。
漫才ギャングであることの特質を活かすべきである。
フツーの漫才スタイルだと、元相方の綾部さんには到底敵わない。
やっぱり綾部さんは上手い。
感動シーンに関しては、感動させるシーンほど、あっさりと描いて欲しい。
「ここ感動するとこですよー」と見せられると逆に冷める。
あと上地雄輔の役が格好良すぎた。それがクサかった。
映画ではなくテレビでの二時間ドラマなら良かったかもしれない。
『西遊記~はじまりのはじまり~』 清々しいおバカ映画。 何も考えずに観るのがイイ。 監督:チャウ・シンチー 出演:スー・チー, ウェン・ジャン,ホアン・ポー, ショウ・ルオ |
『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督作品。
この2作はまだ未見だが。
『西遊記~はじまりのはじまり~』は、とてつもなくバカバカしくて楽しめた。
西遊記の物語が始まる以前の設定で、妖怪ハンターの主人公が妖怪退治をしながら後の仲間に出会っていく。
とにかく皆バカなので真面目に批評することもない。
ただ楽しんで観るべし。
こういうバカ映画はイイ。
『ポリス・ストーリー レジェンド』 可もなく不可もなく。 脚本もしっかりしているが全盛期には敵わない。 監督:ディン・シェン 出演:ジャッキー・チェン,リウ・イエ, ジン・ティエン |
ジャッキー映画は大好きで、子供の頃から新作が公開されると映画館に足を運んでいた。
ハリウッドに進出してからカンフーシーンが減り、爆破シーンなどが多くなって、だんだん観るのをやめた。
ジャッキー・チェンといえばカンフーであり、こっちはカンフーを観たい。
ハリウッド映画の爆破シーンなどは、ジャッキーには望んでいないのだ。
スタローンとかシュワちゃんに任せておけばいい。
『ポリス・ストーリー レジェンド』は、可もなく不可もなく。
初期の『ポリス・ストーリー』の方が断然面白いのは確か。
脚本はしっかりしているが、全盛期のジャッキー映画には敵わない。
観て損はないと思うが。
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