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映画『大魔神』ネタバレ・あらすじ・感想。

めて『大魔神』を鑑賞した。

『大魔神』
驚愕のクオリティー。
プロの仕事に感動する。
監督:安田公義
出演:高田美和青山良彦藤巻潤

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解説

 
『新鞍馬天狗』の安田公義と『新鞍馬天狗 五条坂の決闘』の黒田義之が共同で監督した特撮時代劇。

『座頭市血笑旅』の吉田哲郎がシナリオを執筆、撮影は『若親分喧嘩状』の森田富士郎。

1966年製作/84分/日本
原題:Majin
配給:大映

 

あらすじ

 
戦国の世では丹波の国で謀反が起こり、前主を弑した左馬之助は、過酷な労役を領民に課して村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。

だが、額にくいを打ち込んだ途端に突如として山崩れが起こり、作業にあたっていた人足たちは土砂に呑み込まれてしまう。

左馬之助は魔神像の破壊をあきらめたが、前主の係累に対する追及はやめず、忠文の妹・小笹は、唯一の心の拠り所、魔神像に助けを求めるのだったが・・・。

 

感想

 
メチャクチャ、クオリティーが高い。本当に1966年製作で日本の映画か?ってぐらいクオリティーが高いんだけど、何故??

「ゴジラ」シリーズを最初から観ている途中だけど、ん~「ゴジラ」よりも断然クオリティーが高い。比較するべきものじゃないかもしれないが。

もっと現在でも人気があってイイ作品だと思うのだが、「大魔神」という恐怖の存在はエンタメ性に欠けていて受け入れがたいのか?

フツーに驚いた。50年以上経った現在でも全然通用するぐらいのクオリティーなのだが。

物語は子供向けではなくて大人を相手にした物語で、時代劇としてもかなりクオリティーの高い作品である。

スタッフたちのプロの仕事を容赦なく見せつけられた。

大魔神の演技も素晴らしい。動作ひとつひとつが重厚感があって、時代劇の舞台にマッチしている。

大魔神のスーツアクターを演じたのが、プロ野球選手だった橋本力さんって方で、ブルース・リーの映画にも出演している方だった。

本当に凄い方である。

現在で「大魔神」をリメイクしたとしても、スーツアクターを演じられる方が見つからないかな。

CGやら何やらでは描いて欲しくない世界観があるから、誰も手をつけられないのかもしれない。

その他にリメイクがされないのは、権利や何かの問題があるのか?高い製作費がかかってしまうからなのか?ヒットが見込めないからなのか?

『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』が「大魔神」のシリーズ三部作だが、三作とも1966年に作られているというのも驚きである。

『大魔神』の続編も追いかけて観ていこうと思う、といったところで「カット、カット」。

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