気になっていた『HELLO WORLD』を観た。
『HELLO WORLD』 こんな内容だったの? メチャクチャな物語。 監督:伊藤智彦 出演:北村匠海 松坂桃李 浜辺美波 |
人気アニメ『ソードアート・オンライン』シリーズの伊藤智彦監督が、近未来の京都を舞台に描いたオリジナルのSFロマンス。
『君の膵臓をたべたい』、『君は月夜に光り輝く』などの北村匠海が主人公・直実の声で声優に初挑戦。
10年後からやって来たナオミの声を『孤狼の血』などの松坂桃李、ヒロイン・瑠璃の声を『賭ケグルイ』シリーズなどの浜辺美波がそれぞれ演じる。
脚本は『正解するカド』の野崎まどが、キャラクターデザインを『けいおん!』の堀口悠紀子が担当。
主題歌をOKAMOTO’S、Official髭男dism、Nulbarichが担当。
2019年製作/98分/G/日本
配給:東宝
2027年、京都。
内気な男子高校生・直実の前に、10年後の自分だという人物・ナオミという青年が現れる。
ナオミは10年後の世界からやってきた未来の自分。
ナオミによると、直実はクラスメイトの瑠璃と結ばれるが、彼女を事故で失ってしまうのだという。
直実は瑠璃を救うために大人になった自分自身と協力して未来を変えようと、事故に遭う彼女の運命を変えようとする。
そして、自分が生きる2027年に隠された。瑠璃に迫る運命やナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された秘密を知る。
内容を全く知らないで観た自分が悪いのだが、「あらら、こんな物語だったの・・・?」という困惑した物語であった。
事故にあった彼女を救うために10年後の未来から男がやって来るのだが、恋人でも何でもない彼女と初デートで訪れた悲劇がキッカケでは、「ちょっと無理あるなぁ」と思う。
しかも落雷って。・・・それも一人で歩いている時ではなく、二人で歩いている時に。初デートの時に、だ。すごい偶然だな。
主人公の男は、その悲劇を背負ったまま、ずっと恋人も作らずに童貞のまま過ごしていたことであろう。かなりのイケメンだが。
どんくさいイケメンではない男が主人公なら話も分かるが、この容姿で10年間、恋人でも何でもない女性を想いつづけているのか。
「事故があった現実」を自分の責任のように思い詰めてしまう気持ちは理解出来る。
それにしても納得出来ない。
仮想世界の物語なので仕方ないが、何かわけのわからない狐面のキャラクターまで出てきて意味不明であった。
「天災にあった彼女を、未来の男が助ける」というパターンは、『君の名は。』を連想させ過ぎる。
決してツマラナイわけではないが感情移入もしないし、あまりにもぶっ飛んだ内容だったので、ついていけなかった。
ラストのオチは良かったが、・・・といったところで「カット、カット」。
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