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最近観た映画4本。全部、喰っちゃうね!

っと観れたのだ。

ここ最近は忙しくて、なかなか時間がとれず映画を観れなかった。

観たい映画が溜まりまくりなので、時間を縫って観ていくのだ。

エレファント・マン
エレファントマンを通して、
人々の心の醜さを描く。

監督:デイヴィッド・リンチ
出演:ジョン・ハート, アンソニー・ホプキンス,アン・バンクロフト

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二十歳頃に観たきりの本作だが、あまり覚えていなかったのでまた今回観ることに。

ジョセフ・メリックという実在した人物をモデルに映画は作られている。

骨や筋肉が肥大化して変形したりする病気を抱えるがゆえに、エレファントマンは人々の好奇な目にさらされるのだが、実はエレファントマンを通して人々の心の醜悪さを描いている。

顔を隠して生きるエレファントマンにはもちろん何の罪はなく、あまりにも残酷で目を伏せたくなるほどの冷酷な人間の心に罪があるのだ。

リンチ監督は人間の心の醜悪さを芸術的な映像表現で、観る者の心に問いかける。

独特の空気が作品の説得力を高めて重く心にのしかかるのだ。

 

レッドタートル ある島の物語
ジブリ作品としては謎だが、
作品の芸術性は素晴らしくイイ。

監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

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「何でこんなものを作ったのか?」「ヒットしないだろ」と公開時は思っていたが、一応観てみることに。

物語は「は?何で?」と思ったが、それだけで片付けるには勿体ないほどに、じわじわと素晴らしい作品としてのパンチが効いてくる。

説明不要で台詞がなく物語を映像と音楽で表現していくが、そこには人の想像力を掻き立てるような、人の心に浸透していく不思議な感覚のある映画であった。

ジブリ作品としては興行的には大コケであったが、ジブリ作品という意識を外せば良質な素晴らしい作品。

 

コクリコ坂から
毒にも薬にもなりゃしない。
好き嫌いもないフツーな映画。

監督:宮崎吾朗

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全然悪くないが、なんか物足りない。

褒めることも、叩くことも出来ない。好きも嫌いもない。

美味い料理を食べた時や不味い料理を食べた時は、それについての感想を語ることが出来るが、あまりにもフツーに何の違和感もなく喉を通った料理には何の感想も思い当たらない。

 

『東京喰種 トーキョーグール』
映像がすごく美しかった。
構図もすごく良かった。

監督:萩原健太郎
出演:窪田正孝, 清水富美加,鈴木伸之, 桜田ひより

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漫画もアニメも観ていないまま実写版での鑑賞。

東京の夜の街並みやビル群の風景が非常に美しかった。

主人公であるカネキがグールに襲われるシーンでの構図や、光と影の表現がすごく良かった。

まさかのグール視点の映画であり、人間の方が悪者のように描かれている。

人を喰うグール達は何故か優しいヤツらが多いのに対して、人間側はなかなかの連中。

大泉洋なんて観る前はグールだと思っていたが、人間でやんの。どう見てもお前、グールだろ?!

清水富美加はグール役で人を喰らう側なので、「あー、そんな役を演じていたら千眼美子になってしまう気持ちもわかるなぁ」と思った。

本人的には、もっと人を幸せにするような役柄や映画に出たいのだろうから。

人間を喰う時に全部、喰っちゃうね!っていう台詞があったらすごく嬉しかったが、この時はまだ清水富美加という看板なので仕方ない。

全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~ 
千眼 美子  (著)

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多少テンポやアクションが良くなかった。

アニメ版の予告編を観てみたら、アニメ版の方がかなり面白そうだった。

アニメ版もいずれ観るかも。

 

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