小泉今日子が歌う音楽ユニット「黒猫同盟」の1stアルバム『Un chat noir』を購入して聴いたのだ。
『Un chat noir』 黒猫同盟 |
「黒猫同盟」ではキョンキョンこと小泉今日子がコイズミキョウコとカタカナ表記で記載され、上田ケンジさんという方と結成した音楽ユニットである。
僕が聴いているSpotifyオリジナルPodcast『ホントのコイズミさん』は、本に関することをテーマにキョンキョンがゲストの方とトークを交わして、そのキョンキョンの優しい語り口調が物凄く癒される、耳に優しい番組なのだ。
『ホントのコイズミさん』で流れるミュージックが黒猫同盟の楽曲で、天使のような歌声がこれまた癒される不思議な世界観を持った歌。
『ホントのコイズミさん』では既存の楽曲が流せないということで、キョンキョンと上田ケンジさんが曲を作り「黒猫同盟」を結成した経緯になったらしい。
キョンキョンの歌声が優しいのはもちろんのこと、歌詞がひたすら「ニャーニャー」言っているだけであったり、その遊びゴコロと猫たちが呑気に佇んでいる優しい世界が広がっていく感じが、聴いていてとても心地イイ。
黒猫目線で歌われる発想が素晴らしく、肩のチカラを抜いた気負いしないリラックスムードな空間が、歌い手と共に聴き手にも波動が伝わってくる。
僕自身はつい最近まで動物に興味がなかったが、ネット上に流れてくる動画で動物の愛らしさに触れる機会が増えたことによって、犬や猫の可愛い動画を延々と観ていたりすることがある。
彼らの行動や佇まいは本当に無垢で、疲れ切った俗世間の煩わしさを忘れ解放させてくれる。
また彼らが何を想い、人間を見て何を感じているのだろうと問いかけたい気持ちになる。
そっぽを向いて、ニャーニャーと知らんぷりをして昼寝でもするに違いないが・・・。
黒の衣装に身を纏ったキョンキョンと上田ケンジさんは、童心を持ったままのステキな大人で黒猫をイメージするが魔法使いのようにも見える。
こんな風に年を重ねていくことが理想だと、子供の時に憧れた大人像がそこにある。
黒猫同盟によって生み出された多彩な楽曲と優しいリズムは、あたたかい風に包まれているかのように脳内のα波が出てベータエンドルフィンが分泌されていく。
アロマを焚きながら聴くのも良し、入浴中に聴くのも良し、黒猫同盟の楽曲は暮らしの中に「癒し空間」を与えてくれるのだ。
この記事へのコメントはありません。