長渕剛ライブBlu-ray『TSUYOSHI NAGABUCHI CONCERT TOUR 2022 REBORN with THE BAND』を購入したのだ。
『TSUYOSHI NAGABUCHI CONCERT TOUR 2022 REBORN with THE BAND』 |
2022年の剛のライブは僕も参戦した。約7年ぶりの参戦。
僕が足を運んだのは静岡でのライブだったが、今回のライブ映像に収録されている模様は剛の故郷・鹿児島でのライブ。
故郷に帰ってきてのステージということもあって、冒頭から剛は泣き出しそうに涙を堪える。
2021年のライブ映像ではコロナ禍で「無観客」から「有観客」へと決行することが出来たが、まだまだ厳しくマスク着用で「声出しなし」で手拍子でライブを楽しんでいたが、今回は殆どの観客がマスク着用をしたものの「声出しあり」でライブを楽しんでいる。
まだまだコロナ前の過去のライブよりも控えめではあるが、声を出してライブを楽しむのは本来の会場に足を運び皆で一体感を生む醍醐味なのだ。
各々が自分の人生のドラマを背負いライブ会場に足を運ぶ。そこでステージ上に立つ剛に共鳴して声を上げ拳を天高く上げる。何度も何度も。コロナ前の状況にはまだまだ戻らない(もしかしたら完全に戻ることはないのかもしれない)が、それでもライブで声を上げることのささやかな喜びが少しずつ解放され回復しつつある。
マナーを守りながら、遠慮気味に、抑えきれぬ感情が溢れた瞬間「ツヨシ~ッ!!」と雄叫びを上げるのだ。
ステージ上では、肉体を錬磨した剛が歌い、走り、跳び、本気の眼差しで観客に訴えかける。
曲の合間のトークでは目尻を下げた剛がニカッと笑う。
『明日へ向かって』は、そんな閉塞感にまみれた現代に風穴を開けるように、明日が見えない道を歯をくいしばって夢中で走り抜けるかのように、観客も「明日へ向かって」を一体となり連呼する。
『明日へ向かって』の後は『ZYZY』。剛の息子ワタルが結婚をして子供を産む。剛は孫を持ち「ZYZY」になった。
コロナ禍で命が脅かされる報道がどこもかしこもで流れ、日常を失い、幾つかの尊い命が奪われた。『ZYZY』は、孫の誕生を喜ぶ剛の命の歌だ。
否が応でも命について真剣に考えされる日々が続いた僕たちの『REBORN』。「人は何度でも生まれ変われるさ」、そう剛が歌い上げる。
アンコールの『乾杯』では観客が一体となって熱唱。続いて『勇次』でも。やはり長渕剛のライブはこうでなくっちゃ。
そして新曲『ダイヤモンド』を披露。最後の極めつけは『西新宿の親父の唄』で「やるなら今しかねぇ!」と熱唱。
ライブ映像に、剛と皆の数々のドラマが詰まっていたのだ。
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