やっと観ることが出来た、『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』。
こちとら小出さんが出演したバージョンの時から楽しみにしていたドラマ。
まー元々、小出さんは好きではなかったので、待った甲斐があったってなもん。
『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』
企画・プロデュース 明石家さんま |
本作を楽しみにしていたが、「なんかエエ話になってたらイヤだなぁ~」という気持ちがあった。さんまさんがプロデュースならば、笑えるドラマにして欲しいからである。とことんバカに徹したドラマに。
笑いありの「エエ話」で中々面白く、民放でやっているテレビドラマなんかよりは、よっぽど面白かった。
ドラマの前後でさんまさんとジミーちゃんのトークがあり、そのトーク部分が非常に面白い。二人のトークは、いつまでも聞いていられる。
ドラマではとにかく、さんまさんがカッコイイ。
さんまさんが凄くイイ人であり、「粋な芸人」でカッコイイのだ。
どんなに苦しいことがあっても悲しいことがあっても、「笑い飛ばしたらエエんや!」という生き方。
この生き方は最強である。
いつも笑っている、いつも喋っている、いつも面白いことを考えている、明石家さんまは最強なのだ。
ドラマはジミーちゃんの物語のはずだが、さんまさんのカッコイイ物語である。
玉山鉄二さんが、さんまさん役だったのは、少々カッコ良過ぎではあるが。
さんまさんの周囲には、さんまさんを慕う面白い芸人がいっぱい集まる。どれだけ売れても偉そうにしない、スターになっても一般人の人たちや誰にでも明るく優しい。
分け隔てなく明るく接するさんまさんは、大衆から愛されて当然なのだ。
ジミーちゃんは、さんまさんとの出会いがなければ、どうなっていたのだろうか?
ジミーちゃんという原石を、さんまさんはダイヤモンドにした。
ジミーちゃんを演じた中尾明慶さんも、一歩間違えればキワモノになってしまいかねない役を、中尾さんなりのジミーちゃんに仕上げた。
中尾明慶は、以前に『14歳』という千原ジュニア原作のドラマで千原ジュニア役を演じて、今回はジミー大西役を演じたのだから、中々凄い。
芸人たちの「エエ話」もあるが、テレビの裏側での笑い話もある、観やすくて面白おかしいドラマであった。
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