ジョーカーと別れたハーレイ・クインが大暴れ!ってことで観てみた。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 ハーレイ・クイン自身の解説は逆効果? アクションもフツーだったかな。 監督:キャシー・ヤン 出演:マーゴット・ロビー,メアリー・エリザベス・ウィンステッド ジャーニー・スモレット=ベル |
『スーサイド・スクワッド』に登場したことで、世界的に人気を集めたマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役のアクション映画。
マーゴット・ロビーが『スーサイド・スクワッド』で、自身の当たり役となったハーレイ・クインを再び演じる。
敵役となるブラックマスクをユアン・マクレガー。
初長編作『Dead Pigs』がサンダンス映画祭で注目された新鋭女性監督キャシー・ヤンが監督を務める。
2020年製作/109分/PG12/アメリカ
原題:Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn
配給:ワーナー・ブラザース映画
ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)はジョーカーと別れて、束縛から解放され、街にはびこる悪党が敵意を持つほど暴れまくっていた。
謎のダイヤを盗んだ少女を巡り、裏世界を支配するサイコパス、ブラックマスク(ユアン・マクレガー)と対決することになった。
そしてハーレイ・クインは、くせ者ばかりを集めてチームを作り上げる。
ジョーカーと恋人であったが別れたというハーレイ・クインということだが、元カレがジョーカーであるという設定から恐ろしい女であることは間違いない。
ハーレイ・クインによるナレーション解説で繰り広げられる物語だが、「ぶっとんだ女」を描くのであれば逆効果ではないか。
「ぶっとんだ女」は周囲から見て「ヤバイぞ、この女・・・」と思わせることが大事だが、ハーレイ・クイン自身が事件の解説や登場人物の解説を始めちゃったら、軸がハーレイ・クインにあるわけだから、「まとも」に見えちゃう。
ヤバイ女であることは物語を通して理解できるが、「何をしでかすか、わからない」ジョーカーには劣るだろう。
ヤバイ女である登場人物もわんさか出てくるので、ハーレイ・クインが特別にヤバイわけでもない。そういうヤツがいっぱいいる世界の物語と認識するほかないのだ。
アクションシーンもあるが、特別に凄いアクションがあるわけでもない。至ってフツーのアクションである。
奇抜なファッションやハーレイ・クインとヤバイ女をキュートな女優が演じることで、「悪い」が「どこか憎めない」キャラを作り出したが、僕は「もっと大暴れしてくれること」を期待していたのだ。
つまらないわけではないが期待値のハードルを越えてくることはなかった、ということで「カット、カット」。
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