シャーリーズ・セロンが好きなので、彼女がアカデミー賞主演女優賞を獲った作品を観ることにした。
『モンスター』 シャーリーズ・セロンの演技に文句なし。 モンスターに変貌していく。 監督:パティ・ジェンキンス 出演:シャーリーズ・セロン クリスティナ・リッチ ブルース・ダーン |
アメリカ史上初の女性連続殺人犯となったアイリーン・ウォーノスの実話を、86年のフロリダを舞台にして映画化。
監督・脚本は撮影助手出身で本作が長編デビューとなるパティ・ジェンキンズ。
13キロ肥って特殊メイクで熱演した主演のシャーリーズ・セロンは、2003年度アカデミー主演女優賞とゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得。
2003年製作/109分/R15+/アメリカ
原題:Monster
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
娼婦アイリーン(シャーリーズ・セロン)はある日、酒場でセルビー(クリスティーナ・リッチ)という少女と出会って、お互いに愛を感じる仲になっていく。
彼女らは再会することを約束するが、セルビーの身内に激しく反対されて、セルビーは家を出る決意をする。
文句なしにシャーリーズ・セロンの演技が凄い。
シャーリーズ・セロン主演のモンスターパニック映画と思い込んでいたら、どうやら人間の内面的な「モンスター」、連続殺人犯になっていく女性を描いた意味での「モンスター」だった。
シャーリーズ・セロンは僕の好きな女優で、近年ではアクション映画での活躍が目立つが、『モンスター』ではその美形を特殊メイクで変貌させて実在した殺人犯を見事に演じ切った。
アカデミー賞主演女優賞を受賞したことも文句ないだろう。
この後、演技派という路線で進むのかと思えば、今ではすっかりアクション女優。アクション映画で女性が活躍していくことが難しい中で、こちらでも代表作を残していっている。
本作で演じた実在したアイリーンという連続殺人犯の写真を見たら、シャーリーズ・セロンが映画内で演じた容姿と瓜二つで驚かされた。
アイリーンという連続殺人犯の生涯を調べてみると、殺人をする前にも幾つかの逮捕歴があり気性の荒い性格だったみたいだ。
2002年には死刑が執行されていて、本作の映画が公開されたのが2003年である。
後先考えない浅はかな殺人で1年の間に7人もの男性を殺害して、なかなか捕まらなかったのは不思議ではあるが。
『モンスター』はシャーリーズ・セロンの演技に注目といったところで「カット、カット」。
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