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映画『噓八百』ネタバレ・あらすじ・感想。

の好きな『百円の恋』の武正晴監督と足立紳脚本が組んだ『噓八百』を観た。

『噓八百』
中井貴一と佐々木蔵之介のコンビ。
個性的な出演者たち。
監督:武正晴
出演:中井貴一佐々木蔵之介友近,森川葵,前野朋哉nanode

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予告編

 

 

解説

 
「幻の利休の茶器」を巡り騙し合いが繰り広げられていく展開を、軽妙に描いたコメディドラマ。

中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める。

お笑い芸人の友近、『渇き。』の森川葵などが共演。

『百円の恋』の監督・武正晴と脚本・足立紳が再タッグを組んで、NHK連続テレビ小説などを手がける脚本家・今井雅子が参加。

2018年製作/105分/G/日本
配給:ギャガ

 

あらすじ

大阪・堺。千利休を生んだ茶の湯の聖地に、大物狙いで空振りばかりの目利き古物商・小池則夫(中井貴一)がお宝を探しに来た。

そこで出会ったのは、腕は立つのに落ちぶれくすぶっていた陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)。

ある大御所鑑定士に一杯食わされた二人は結託し、仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げて、仕返しついでに一攫千金を狙う。

そんな彼らの行動が、家族や仲間、文化庁までも巻き込む大騒動に発展して・・・。

 

感想

 
映画のビジュアルとか内容とか全然興味ないんだけども、監督が武正晴さんということで観ることにした。

武正晴監督は人間模様を描写するのが非常に上手い方なので、本作も一見リアルな登場人物や、愉快な登場人物が出てきて面白かった。

しかし一番のネックとなっているのはタイトルの『噓八百』であろう。

「噓八百」と謳ってしまったことにより、「この映画は嘘が盛りだくさん、最後の最後まで嘘だらけの大どんでん返しがあるんだんろうなぁ~」と観る前から予測出来てしまうのである。

嘘を交えて展開させていく物語だからこそタイトルに「嘘」と入れたくなるけども、意外な展開で観る者を驚かせたいなら「嘘」を前面に出して欲しくなかった。

自信満々に「これから嘘をつきますよ~!」と言われても、身構えてしまうものだ。

どうせ全てが噓八百なんだろうなぁ、という心境の中で観続ける物語なのである。

それを抜きにすれば、終始楽しめる映画だ。

中井貴一と佐々木蔵之介のコンビネーションが非常に面白く、個性的な出演者も満載で、それぞれの人間模様の描写も面白い。

武正晴監督作品は今後も追っていきたい、といったところで「カット、カット」。

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