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東京五輪開会式、クリエイター解任による「表現と規制」

大なお祭り騒ぎになるはずだった東京五輪は、やること・なすことが裏目に出て、最悪な方向へと向かっていった。

そして、それは東京五輪開会式寸前まで問題は起きていた。

 

東京五輪開会式、クリエイター解任による「表現と規制」

 
確かに東京五輪に携わるということは、日本人の然るべき代表であって欲しいのは事実だ。

だが人生の歴史において、清廉潔白、大なり小なり過ちを犯した人がいないというのは難しい話であると思う。


Photo by Taylor Young on Unsplash

また、そんな聖人君子みたいな人間が作り出したモノなんて「つまんない」と個人的には思うのである。

クリエイターというのは、一癖も二癖もあるものだ。良いも悪いも極端に振り切れる表現者なのである。

ただし、今回問題視されて東京五輪開会式を解任されたクリエイターの過去の発言等には、やはり世界中の人たちに非難されて当然であると思うし、不愉快になる内容ではある。

笑えもしないし、誰も喜ばないし、誰も得しない。あまりにも軽率で不可解な言動なので本当に意味がわからない。

「反省」や「謝罪」があったとしても、確かに五輪には相応しくない人だと非難されても仕方ない。

やはり今回、東京五輪の幾つかの大問題になった要因はSNSの影響が大きい。


Photo by Markus Spiske on Unsplash

SNSがない時代ならばスルーされていたかもしれない。

誰かが、誰かの「ほころび」を見つけ出して、SNSで拡散して大炎上する。

数十年前の過去の言動までを引っ張り出してきて、「いじめは良くない」と言っている人たちがネット上で一人の人間をリンチするという気持ち悪い光景が見られるのだ。

一生立ち上がれないほど叩きのめして正義を振りかざしては、次のターゲットを探している。

今回の件は「その当時の時代だからOK」だったというモノでもない。当時でも十分に問題ある内容だ。

だが中には「その当時はOK」だったものが、「2021年はNG」なこともある。

そして、2021年の尺度で過去のことを掘り下げられて問題視されても困ったものなのだ。

極端な例になってしまうが、戦時中ならば「人を殺せば英雄」だったわけだけど、2021年では「人を殺せば犯罪者」が当然である。

誰しもが「過ちを犯してしまった」と嘆くことはあるが、その当時は「正しい」と思い込んでいる。

2021年の現在「正しい」と思っていること「OK」だと思っていることが、この先の未来において「過ち」になり「NG」になってしまうことだって大いにある。

そんなことを想定して僕たちはイチイチ危険回避など出来ない。

例えば、日本の高校球児が丸刈りでプレーすることが「清々しい」と当然のように受け止められていても、いつしか「球児への虐待だ!」と問題視されるかもしれない。

多様性が唱えられる中で、いまだに野球部に入部すると必然的に坊主にされるのだから不思議なものだ。

現代の世の中は凄く息苦しさを感じる。

「自由」が減り「楽しさ」が奪われているのは実感するが、でも僕はそれほどマイナス要因だとは思っていない。

学生だった頃は、教師や大人たちからゴチャゴチャ言われたり、理不尽な校則等で鬱陶しさもあったが、その「規制」からハミ出したり破ったりする楽しさもあったし、「規制の中」で考えることが楽しかった。

だからこそ型破りなミュージシャンや芸人がカッコ良かったし、不良的な生き方に憧れるのである。

「全て自由ですよ~」「ルールはありません」「何やってもOKで~す」なんていう世の中だったら、それこそ逆に何も出来ない。

縛り付けられる息苦しさがあるから、その反発心から表現が生まれる。

Photo by Charles Fair on Unsplash

何やってもOKな世の中だったら、僕は何もしないで寝てばかりいるのかもしれない。

 

誰しもが叩けば埃の出る人間。

きっと差別もいじめも戦争もない世の中なんてないのかもしれない。

だけども僕たちは過去から学び、より良い住みやすい未来へと少しずつ変えていけるはずである。


Photo by Ryunosuke Kikuno on Unsplash

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