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映画『ある用務員』ネタバレ・あらすじ・感想。

元裕吾監督の『ある用務員』を観た。

『ある用務員』
アクションシーン必見。
個性的なキャラクター達。
監督:阪元裕吾

出演:福士誠治,芋生悠,前野朋哉,般若

 

予告編

 

 

解説

 
暗殺者という裏の顔を持った高校用務員の戦いを描いたクライムアクション。

『のだめカンタービレ』『僕だけがいない街』の福士誠治が映画初主演。

『ソワレ』の芋生悠がヒロインを演じる。

『ファミリー☆ウォーズ』の阪元裕吾が監督。

「未体験ゾーンの映画たち2021」ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の上映作品。

2020年製作/86分/PG12/日本
配給:キグー

 

あらすじ

 
用務員としてとある高校で働く主人公・深見(福士)は元暴力団員だった父を持ち、父の兄弟分の娘・真島唯が通う高校で唯(芋生)の見張りとして務めている。

ある日、暴力団の抗争が勃発し真島善喜が殺され、その娘の唯が狙われることとなる。

戦場と化した学校から唯を救出するべく、深見は用務員としての衣を脱ぎ捨て、閉ざされた学校内から唯を救出しようとする。

 

感想

 
若き才能に溢れ「とにかく面白いものを作る!」という気迫に満ちた阪元裕吾監督のアクション作品。

主人公の男は表の顔は高校の用務員でありながら、裏の顔は殺し屋という面白そうな設定である。

次から次へと登場するキャラクターたちも実に個性的で飽きさせない。

キャラクターが物語に彩りを与えて、より魅力的に、より痛快に、裏社会の駆け引きやアクションを存分に引き立たせてくれるのだ。

シリアスなシーンとコミカルなシーンを織り交ぜつつ、全員皆殺しのバトルロワイアルが暴発する。

彼らは躊躇することなく、人を撃つ。

戦うことを心底楽しみ、人を撃つことを心底楽しんでいる。

戦うことに苦痛を感じているのは、用務員である主人公だけだ。

次から次へと現れる刺客に立ち合いながら、乱れた髪と汗と流血に、傷だらけとなり苦痛に耐えながら相手を仕留めていく様は、まるでキアヌ・リーヴスの『ジョン・ウィック』である。

アクションシーンはとにかく見逃せない。

スピーディーな動きで、互いが「一瞬で仕留めよう」と瞬間瞬間のスキを突きながら、攻防を繰り広げる。

アクションが好きで楽しみながら撮っているのが伝わってくるのだ。

『ある用務員』でも活躍していた魅力的な女子高生殺し屋二人組が主人公である、現在公開中の阪元裕吾監督最新作『ベイビーわるきゅーれ』も観たいぜ!、ってなところで「カット、カット」。

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