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映画『エスター』ネタバレ・あらすじ・感想。

前から気になっていた『エスター』を観た。

『エスター』
聡明でありながらも感情的。
子供の姿では大人にパワー負けしてしまう。
監督:ジャウム・コレット=セラ
出演:ベラ・ファーミガピーター・サースガードイザベル・ファーマン

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解説

 
孤児院の少女エスターを養子に迎え入れた夫婦が奇妙な出来事に襲われる恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

アレックス・メイスの小説が原作。

『蝋人形の館』のジャウム・コレット=セラが監督。

主演は『ディパーテッド』のベラ・ファーミガ。

悪魔の形相を見せる少女役の子役にイザベル・ファーマン。

2009年製作/123分/R15+/アメリカ
原題:Orphan
配給:ワーナー・ブラザース映画

 

あらすじ

 
赤ん坊を死産で失い悲しみに暮れていた夫婦ケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は、養子を迎えようとある孤児院を訪問する。

そこで出会った少女エスター(イザベル・ファーマン)に強く惹きつけられた二人は彼女を引き取ったが、日に日にエスカレートするエスターの不気味な言動にケイトは不安を覚え始める。

 

感想

 
以前から「観よう、観よう」と気になっていた映画。

エスターという孤児の少女が養女として迎えられるが、一見イイ子で有能な少女だと思っていたが実はヤバい奴だというサスペンスであるが、エスター役の少女は見事なキャスティングである。

頭の良さそうな気品があり可愛らしさもありつつ、裏では悪だくみをしそうな危険な香りと恐ろしさを合わせ持っている。

子供の姿を仮の姿として、実は中身は大人だという楳図かずお先生の漫画『洗礼』みたいな設定。

一人の少女がある家庭に入り込み、その家庭をめちゃくちゃに崩壊させていく悪事も同じである。

そして姿は少女でありながら、その家庭の主人を色仕掛けでたぶらかそうとする行為も『洗礼』とよく似ている。

エスターは聡明でありながら、感情的になって自分を抑えきることが出来ない子供っぽさもある。

怒りに身を任せてトイレで発狂してみたり、頭の良い存在だとは思い難い。

そこはもっと冷静で淡々と人を殺害していく少女であった方が怖かった気がするが、自分を抑えきれず感情的になってしまうことがエスターの弱点でもあり、何をしでかすかワカラナイ狂気と危険性があるのだろう。

ラストの凍結した池での大バトルも良かった。

エスター不死身か!と思ったが、やはりバトルとなると子供の姿であることは大きなマイナス要素だ。

さすがに子供の姿ではパワーはないし、大人のチカラには太刀打ち出来ない。

『カンフーキッド』でもない限り、いくらヤバいエスターであってもパワー負けしてしまうのだ。

なかなかハラハラさせる展開も多く楽しめた作品であった、ってなところで「カット、カット」。

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