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映画『人造人間ハカイダー ディレクターズカット版』ネタバレ・あらすじ・感想。

宮慶太監督の 『人造人間ハカイダー ディレクターズカット版』を観たのだ。

『人造人間ハカイダー ディレクターズカット版』
センスと世界観はカッコイイ。
物語とアクション、演技が残念。
監督:雨宮慶太
出演:岸本祐二宝生舞本田恭章

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解説

 
「’95東映スーパーヒーローフェア」で95年に公開された『人造人間キカイダー』の敵役、ハカイダーのディレクターズカット版。

 
追加された計26分の未公開シーン、新たにCGやマット画により手を加えられ、全体がお色直しされている。

ハカイダーの仇役とも言えるミカエルのキャラクターや反政府ゲリラの描写、カオルの夢のシーンがより詳しく描かれている点、戦闘シーンをより過激で迫力あるデジタル合成が施され、新たに制作されたCG版ハカイダーの新兵器・破壊砲など。ジーザスタウンの遠景など10枚に及ぶマット画が新しく描かれ加えられたほか、3分の1以上の音楽が録音し直されている。

VTR作品。ビデオプロジェクターによる上映。

1996年製作/78分/日本
配給:東映ビデオ

 

あらすじ

 
一見平和な街であるジーザスタウンは独裁者グルジェフの牛耳る狂気の街。

逆らうものには容赦なくロボトミー手術が施され、ロボット・ミカエルと重武装兵による恐怖の支配が行われた。

長い眠りから覚めたハカイダーはバイク・ギルティにまたがりジーザスタウンへと突入して、ハカイダーと重武装兵の戦闘が開始された。 

 

感想

 
雨宮慶太監督の「ハカイダー」は以前から気になっていたが、やっと観ることに。

「キカイダー」は幼少の頃に観ていたが記憶に乏しい。何故だか「ハカイダー」は好きで、ダークヒーローのカッコ良さが堪らない。

雨宮慶太監督の作品は世界観がカッコ良く、そのセンスに魅了される。「ハカイダー」を監督するのには最適任である。

だが本作に関してはキャラクター描写がイマイチ不親切で何のために戦っているのかワカラナイ。

センスはバリバリ感じるのだがバトルアクションがスローテンポで迫力がなく、何故か役者陣の演技がめっぽう下手で気になって仕方ない。

ビジュアル面は大いにこだわって雨宮慶太監督の良さが際立っていただけに残念なとこである。

1996年の作品なのでまだまだCGも乏しく表現し難いこともあったとは思う。現在のテクノロジーを駆使した雨宮慶太監督の「ハカイダー」を観てみたい。めちゃくちゃカッコ良い作品になるのではないか。

ツマラナイわけではなくセンスと世界観はカッコイイが、物語の希薄さ、演技とアクションがマイナスな作品であった、といったところで「カット、カット」。

 

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