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映画『ヒッチャー(1986)』ネタバレ・あらすじ・感想。

ッチハイカーがシリアルキラーだったという『ヒッチャー(1986)』を観たのだ。

『ヒッチャー(1986)』
ルトガー・ハウアーが魅惑的。
執拗に青年を追いかけ回す狂気。
監督:ロバート・ハーモン
出演:C・トーマス・ハウエルルトガー・ハウアージェニファー・ジェイソン・リー

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解説

 
『ブレードランナー』のルトガー・ハウアーがヒッチハイカーの殺人鬼役に扮した傑作アクションサスペンス。

 
『アウトサイダー』のC・トーマス・ハウエルが主人公ジムを演じる。

『ボディ・ターゲット』のロバート・ハーモンが監督を務める。

2007年にリメイクされた。

『ヒッチャー』

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1986年製作/97分/アメリカ
原題:The Hitcher
配給:アンプラグド

 

あらすじ

 
陸送の仕事をする青年ジムはシカゴから遠くサンディエゴに乗用車を運んでいたが、シカゴからサンディエゴへと向かう砂漠地帯で、ヒッチハイクをしていた男ジョン・ライダーを車に乗せる。

ライダーは自分が人を殺してきたと思わせる発言をして、ハンドルを握るジムの喉元にナイフを突きつける。

恐怖を覚えたジムは一瞬の隙を見てライダーを車から突き落としたものの、ライダーはその後も殺人を重ねる。

ライダーは執拗にジムを付け狙い、警察やウェイトレスのナッシュも巻き込み、事態は最悪の方向へと・・・。

 

感想

 
殺人ヒッチハイカーを演じるルトガー・ハウアーが魅力的な本作は、執拗に青年を追いかけ回す狂気っぷりが最高にエモーショナル。

ルトガー・ハウアーの表情がとにかくイイ。魅惑的で、殺人鬼でありながらもクール。静かな笑みを浮かべながら獲物を狙い逃さない。

主人公の青年ジムはとにかく悲惨。ヒッチハイカーを乗せてしまったがために命を狙われるだけではなく、自分が「容疑者」になり警察にまで追いかけ回される。

殺人鬼に狙われるよりも警察に身柄を確保してもらった方が安全だろうと思っていたら、警察署員までもが殺人鬼に惨殺されてしまう始末。マジでこのヒッチハイカー、ヤバイ!!

一番可哀相だったのは、ジムをかばって一緒に逃走したナッシュという女性。彼女がトラックでカラダを引きちぎられる最悪の事態は防いで欲しかった。あまりにも残酷。フィクションとはいえ救って欲しかった命だ。

殺人鬼が一度警察に捕まって「これで安心」と胸を撫でおろしたかと思いきや、いとも簡単に警察を殺害して余裕ぶっこいている。

警察に捕まった殺人鬼が警察から逃れ、警察に安全を確保してもらったと思ったジムも警察から離れ、最期は殺人鬼とジムの一騎打ちで終えるという展開も良かったではないか。

頭の良い殺人鬼だとは思っていたが、最期は簡単に車に撥ねられショットガンをぶっ放されるというオーソドックスな結末を迎えてしまう。もっと知能を活かして戦うことが出来たのではないだろうか。

まぁ、派手な最期を迎えてくれてスッキリと楽しめたが。

それにしてもアメリカは広大な道路で、夜や雨、ヒッチハイカー等、奇妙な物語を作るには最適だなぁと思ったところで、「カット、カット」。

 

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