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最近観た映画4本。独特な空気感漂う映画。

特な空気感のある映画たち。

黒沢清監督作品は不穏な空気感がいつも印象的であり、是枝裕和監督はまた人間の日常の間が印象的だ。

ドッペルゲンガー
謎だらけ。全員おかしい。
物語後半のバカバカしさが好き。

監督:黒沢清
出演:役所広司, 永作博美,ユースケ・サンタマリア, 柄本明, ダンカン

自分と似た顔を持つ、もう一人の自分、ドッペルゲンガー現象というものがあるが、その現象については謎のまま物語は進んでいく。

もう一人の自分は自分よりもアグレシッブであるが、欲望に歯止めがきかず暴走する。しかし後半、役所広司がまるでもう一人の自分と入れ替わったように、欲望のままにアグレッシブに動くようになるのが面白く、中でも車を運転しながら口笛を吹くシーンは秀逸であった。

ユースケ・サンタマリアもおかしいし、柄本明もおかしい、ついでに永作博美もおかしい。

黒沢清監督特有の不穏な空気感が漂いまくり。

ラストシーンも好きだし、音楽のチョイスも好き。

バイバイマン
アイデアが一番面白くて、
その発想を生かしきれず。

監督:ステイシー・タイトル
出演:ダグラス・スミス, ダグ・ジョーンズ,キャリー=アン・モス, フェイ・ダナウェイ

バイバイマンという名前を知っても、聞いても言っても考えてもいけない。知ったらバイバイマンに殺されちゃう。そのアイデアは非常に面白い。しかし、そのアイデア以上のものが、映画の中にはなかった。

幻覚や幻聴に怯えて人間同士で殺し殺されるのはいいが、それならば別にバイバイマンじゃなくても良さそうだ。

バイバイマンにバイバイマンの手によって、ハッキリと殺された方が面白いと思う。

幻覚や幻聴を使いつつジェイソンに追われる感じで、バイバイマンに追われたならば恐怖と面白さは増幅したであろう。ホラー映画の新しいキャラクターとして、誕生出来るほどのアイデアもったいない。

『歩いても 歩いても』
何ともない家族の会話を、
二時間持たせる是枝マジックに脱帽。

監督:是枝裕和
出演:阿部寛, 夏川結衣, YOU, 高橋和也

もう会話が超リアル。

家族でフツーに話しているような会話を延々と見せているのだけど、全然飽きない。素人っぽい人を使って、こういうリアリティーを出す作品は結構あるが、バリバリ有名な役者を使このリアリティーを出すのはスゴイし、上手い役者たち二時間持たせるリアルな芝居が出来たとも言える。是枝監督が脚本も担当している細かな日常会話の部分は、どうやって脚本を書いたんだろうか?

大した物語の起伏もなく、延々と見せるのはかなりの勇気がいるし、多くの場合は退屈させてしまうのだが、是枝監督のマジックにかかると、じわじわと自分の内側に繊細な人間ドラマが効いてくる。何気ない会話のひとつひとつに、その人物の内情が描かれていたり仕草や空気感で表現されている。

この映画を他の人がマネをすると、10分ぐらいで観るのが退屈になるのではないだろうか。

『7500』
清水崇監督のハリウッド作。意味不明。
脚本も日本人が書いた方が良かった。

監督:清水崇
出演:ライアン・クワンテン, エイミー・スマート,レスリー・ビブ, ジェイミー・チャン

何かが始まるようなソワソワさせる冒頭部分は結局ムダ。キャビンアテンダントたちの、乗客の噂をするような会話もウザイし、潔癖気味の婦人もウザイ。ウザイ奴らだらけで、ギャーギャー喚こうが死のうが、知ったこっちゃない。

冒頭からどんどん感情移入させるどころか、感情が離れた状態で恐怖感を煽られても、怖くも何ともない。

これ、脚本も日本人が書いて欲しかった。清水崇監督と日本人の脚本で、ハリウッド作を作って欲しかった。

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