今回観た4本は全部面白かった。
『リメンバー・ミー』 ピクサー作品は安心して観れる。 水準が高いぶん驚きは減るが。 監督:リー・アンクリッチ 出演:アンソニー・ゴンザレス,ガエル・ガルシア・ベルナル, ベンジャミン・ブラット |
もう安心して観れてしまうピクサー作品。
面白いのはわかっていて、安心安全が保証されているぶん、驚きが減ってしまうのは困ったところ。
ホラーでしかないガイコツのキャラクターたちを、愛らしく見せたのはさすがである。
『ダークナイト』 むちゃんこ面白かった。 ジョーカー、カッコ良すぎ。 監督:クリストファー・ノーラン 出演:クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン,ヒース・レジャー |
ジョーカーを演じたヒース・レジャーは、相当ジョーカーにのめり込んで役作りして、それが死因になったという説も出ている程に見事なジョーカーであった。
銀行強盗を決行するオープニングシーンから、カッコ良かった。
二時間半の作品だが、長さを感じさせない位に面白かった。
無駄なシーンがないか?といえば、結構いらないシーンもあるが、それにしても大好きな作品である。
『運命じゃない人』 時間軸をいじくる、 伏線回収型映画。 監督:内田けんじ 出演:中村靖日, 霧島れいか, 山中聡,山下規介, 板谷由夏 |
冒頭はつまらなそうなのだが『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ監督ということもあり、評判もイイので続けて観ていたらやっぱり面白かったではないか。
時間軸をいじくって謎が解かれていく感じは、観ていて非常に気持ちがいい。
それぞれの視点で、それぞれの事情に焦点を当てて繰り広げられる、練りに練りまくった脚本。
『リバーズ・エッジ』 淡々と進行していく物語。 その世界観に没入していく。 監督:行定勲 出演:二階堂ふみ, 吉沢亮, 上杉柊平 |
淡々とした物語というと語弊があるが、心に空虚のある登場人物たちが淡々と無感情に動いている。
合間合間にインタビュー形式で登場人物たちの心情を語るシーンがあり、珍しい手法ではあるが、インタビューシーンはない方が良かった。
作品自体に魅力があるので、インタビューがなくても説得力があるのだ。
下品なヌードを売りにした作品ではなく、二階堂ふみのフツーに佇むヌードが作品の邪魔にならず、誤魔化したりせず、シラけささない作品に仕上がっていた。
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