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映画『ローズマリーの赤ちゃん』ネタバレ・あらすじ・感想。

マン・ポランスキー監督の『ローズマリーの赤ちゃん』を初めて観た。

『ローズマリーの赤ちゃん』
痩せ細っていくローズマリー。
胡散臭く不気味な連中ばかり。
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ミア・ファロージョン・カサヴェテスルース・ゴードン

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解説

 
ポーランド出身の巨匠ロマン・ポランスキーがアイラ・レビンの同名小説を映画化したオカルト・サイコ・ホラー。

本作が映画初主演のミア・ファローが主人公ローズマリーを熱演。

夫役をジョン・カサベテスが演じる。

1968年製作/136分/アメリカ
原題:Rosemary’s Baby
配給:マーメイドフィルム
日本初公開:1969年1月11日

 

あらすじ

 
マンハッタンの古いアパートに、売れない俳優ガイと妻ローズマリー引っ越してきた。

そのアパートは以前から不吉な噂が囁かれていたが、二人は気に留めることもなく、やがて妻のローズマリーは身篭もる。

隣人の奇妙な心遣いに感謝しながらも、彼女はアパートで何か不気味なことが進行していると、次第に情緒不安定に陥っていく。

 

感想

 
古ぼけたアパートの一室に引っ越してきた夫婦に、愛想良く関わってくる隣人の老夫婦が悪魔崇拝者でお腹の中の赤ちゃんを狙ってくるという不気味な面白い設定であるが、物語を大きく飛躍させずにアパート内で繰り広げられるホラーに描いてくれたことが素晴らしく面白い。

一番信頼していた旦那までもが悪魔崇拝にのめり込んでいってローズマリーを追い詰めていく様は非常に恐ろしい。

また精神的に追い詰められていったローズマリーがみるみるうちに瘦せ細って不健康な顔つきになっていく姿も最高である。

登場する人物たちが皆一見優しそうで人懐っこい感じを醸し出しながらも、実に胡散臭くて不気味な連中ばかり。

だが彼らにとっては彼らの信仰するものが正解であり、世の中の連中が狂っているとも言えるのだ。

赤ちゃんを守るために、たった一人ナイフを手に乗り込むシーンもイイ。

赤ちゃんを見て驚愕するローズマリー。

悪魔と化した赤ちゃんの姿は一瞬映ったかどうか程度でハッキリと見えない。

あんなにパニックになり狂乱していたローズマリーまでもが、何故か最後には母性に溢れて悪魔の母親になるというハッピーエンドなのかバッドエンドなのかワカラナイ素敵な結末で締めくくる。

50年前の映画でしっかりと構成された物語でホラー演出も良かった、ってなところで「カット、カット」。

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