寒くなりやがったぜ！チキショウ！

割かし暖冬だったが、遂に寒さがやって来やがった。ということで、コタツに潜り込んで映画を観る頻度が増えそうだ。

人間の頭部が爆発するシーン、このシーンひとつで、本作は最高に素晴らしい！

残酷ではなく笑えるほどに面白い。怪しい世界観に何故だか引き込まれていく。

ラストシーンも非常に良かった。

漫画原作は読んでいない。佐藤信介監督なら上手く実写化してくれていると信じて観てみることに。『ガンツ』『アイアムアヒーロー』『ブリーチ』等、漫画原作ものを実写化で成功させる一番優秀な監督なのではないだろうか。

木梨さんの演技も合っていて、役者さんが演じるよりも全然イイ。

ラストだけはガッカリした。最期はどうしても許せなかった。

『スキャナーズ』に続いてクローネンバーグ作品を観る。

奇怪な子供が奇声を発して襲ってくるシーンは、なかなか怖かった。

観る恐怖と内面的な精神の恐怖感があり、独特の角度で物語が進んでいく。

まさか、こんな物語だとは思わなかった。コメディータッチだったのが、途中からどんどんシリアスな状況になっていく。主人公もどんどん変化していく。

「事実を基に作っている」とか、そんなアピールは「いらんわ！」と思っていたが、本作ではめちゃくちゃ効果的なアピールであった。

昔の韓国で「こんなことがあったのか！」と衝撃を受けた。その事件解決に大きく関わっていたのが、このタクシー運転手だというのだからスゴイ話。

タクシー運転手の生活部分については創作があるとは思うが、かなり面白いドラマに作り上げられている。