大体、寒くなってくる冬の時期というのは映画を観る機会が増える。
コタツに潜り込んで、映画をひたすら観るというのが恒例だ。
過ごしやすい季節というのは活動的になって外に出たくなるものだから、家でじっとしてらんない。
しかし冬というのは暖房器具から出来るだけ離れたくないものである。
そうなると自然にコタツに潜り込んで、映画を観るという選択になるのだ。
それでは、映画のレビューを。
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』 コミカルなジム・キャリーを堪能できる、 観ていてハッピーになれる映画。 監督:ペイトン・リード 出演:ジム・キャリー ゾーイ・デシャネル ブラッドリー・クーパー |
20年位前はジム・キャリーの作品をよく追いかけていた。
『エース・ベンチュラ』『マスク』『Mr.ダマー』『ケーブルガイ』『ライアーライアー』『トゥルーマン・ショー』などなど、ジム・キャリーが出演しているとなると観漁ったものだが、超ド久しぶりにジム・キャリー主演映画を観た。
人の誘いを何でも断って塞ぎ込んだ人生を送っていた男が、どんなことでも「YES」と答える怪しいセミナーに参加してから、心とは裏腹に「YES」と答えまくることで不思議と人生が好転していく。
飲みに誘われてもすぐに断っていた男だが、もう眠る間も犠牲にして飲み明かして、ぶっ倒れるまで活動的になり毎日をエンジョイする。多くの人たちに「YES」と答え続けたことによって、多くの仲間が出来ていくのだ。
ジム・キャリーにピッタリとハマッた役柄で、お馴染みの顔芸やコミカルな動きが全編に冴えわたる。
バカバカしいが、観ていてハッピーになれる映画なのだ。
『ジョン・ウィック』 無表情のキアヌと多彩なアクション。 娯楽映画を徹底して作っている。 監督:チャド・スタエルスキ 出演:キアヌ・リーブス ウィレム・デフォー ジョン・レグイザモ |
シリーズ化されている『ジョン・ウィック』、何で今まで観てなかったのかというぐらい面白かった。
凄腕の元殺し屋であるキアヌ・リーヴスが自分の愛犬を殺されちゃったもんだから、どこまでも追いかけてくる復讐の鬼になっちゃうってのが先ず面白いではないか。
愛犬を殺したロシアンマフィアのボスのバカ息子はキアヌ・リーヴスに命を狙われるのだが、「愛犬」と「バカ息子」のために周囲にいる数多くの人たちが犠牲になってしまうもんだから、やるせない。
自分を暗殺しにくる者たちを無表情で見事な殺しさばきで片付けていくキアヌの怒りは、もう収まることを知らない。
キアヌが強ければ強いほど観ている者は痛快な気分だ。
人がバッタバッタと殺されていくシーンは映画というエンタメの世界だから面白いが、自分の日常が銃社会であったのならと考えると、急に怖くなる。
アクションシーンも色んな工夫がされていて、ガンアクションはもちろんのこと、カンフーやら柔術、はたまた投げ技のような柔道、そしてカーアクションも盛り込んで、やはり娯楽として楽しめる映画を徹底して作っている。
アクションシーンのほとんどのスタントをキアヌ自身がやっているらしい。
面白かったので、すぐに続編を観ることにします。
この記事へのコメントはありません。