一人で撮影した自主映画の記念すべき50作品目が完成した。
2020年に入ってやっと作品がひとつ完成した。
タイトルは『You』で、全編英語による作品である。
英語といっても小学生レベルの英語しか扱ってないし、発音に関しては海外の方に通じるのかどうか一抹の不安もある。
しかしどうせ「YouTube」という世界中の人たちが閲覧出来るメディアならば、海外向けにコンテンツを作っていきたい。
なので全編英語で作品を作ったことと、英語検索で動画が見つかるように文字も設定した。
また字幕機能も追加してあるので、字幕をONにすると字幕付きで作品を観ることが出来る。
僕自身もまた、短編映画などに関しては海外の作品を観ることが多くなった。言葉はわからなくても、海外作品の方が非常に勉強になるのだ。
日本人というのは島国ということもあってか、どうも思考も閉鎖的で、それが作品にも表れている。
例えば、韓国映画は人口が少ないことから国内でのマーケットでは興行的に成立出来ないために、作品は世界で売ることを意識して作られている。最近で言えば『パラサイト』という映画がカンヌでグランプリを獲り、アメリカのアカデミー賞で作品賞を獲ったことも話題になったが、そういった世界で活躍する韓国映画を目の当たりにしていると、日本映画の在り方に疑問を感じる。
僕が好きな塚本晋也監督や園子温監督、北野武監督は世界も視野に入れて作品を作り売り出しているから尊敬する。北村龍平監督はハリウッドで面白い映画をキッチリと作っているし、また是枝裕和監督のようにカンヌでグランプリを獲った快挙も素晴らしい。
世界で評価されなければいけないとか、世界に向けて作品を作るべきだとか、完全に言い切るわけではないが、日本の現状を見ていると残念な想いがあるのは正直なところだ。
アイドルを主役にして日本国内だけのマーケットで成立してしまうから、文化は育まれない。一億で作品を作り数億の興行収入を得れれば問題ないと考えているのだろう。
数百億を動かす世界のマーケットに参加する想いもない。
15億の英語圏内の人たちにアピールするのと、一億人ちょいの日本語圏内でアピールするのでは断然違ってくる。
今後は日本人向けだけのコンテンツではなくて、海外の人たちに向けて僕は作品作りをしていく。
一人自主映画50作品目であり、海外に向けたことを初めて考えた作品の一発目が『You』である。
『You』 上映時間11分35秒 |
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