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短編映画『ハッピー・タランチュラ』一人で撮影した自主映画

人制作映画という何とも寂しいことをやっている。涙がちょちょ切れてくるぜ。

というのはウソで、楽しくやっている。

何本か作ったら仲間を増やして映画を撮ろうかと思ってたけど、なんならこのまま一人でやるのも悪くない。

一人制作映画職人になった方が希少性があっていいかもしれない。

しかし、そうは言ってもどこかでアイデアがなくなるのではないか。

今のところ、まだアイデアのストックはある。

一人で、どこまで出来るか?

やれるとこまでやってみようではないか。

ハッピー・タランチュラ


今回は『ハッピー・タランチュラ』

ハッピーとタランチュラという全然合わない言葉をつなげた。

毒グモである。何がハッピーだ。

しかし「ハッピーとは、毒グモのようなものなのである

哲学者のような顔つきで、そんな言葉を言うと深そうな言葉ではあるが深く考えようと思うと、やっぱり意味がわかんなくて、どんだけ浅い言葉であるかが、あらためてわかるのだ。

さて今回の『ハッピー・タランチュラ』は、「生配信中」というものがテーマだ。

生配信中ということで全てワンカットで撮影した作品である。

もちろんリハなしの一発撮りなのだ。

生配信というのはオンラインではあるが、視聴者とつながって面白いものだ。

オンラインでのライブはリアルで対面したことのない人とも交流することが出来て、好きなように自分たちの好きなことをテーマにして対話が出来る。

オンラインであるからと言って人間同士のコミュニケーションが希薄であるわけではない。

むしろリアルで会う人たちとの会話は、とても限られたコミュニティーの中での狭い会話なので、話も合わず付き合っていくことも大変だ。

とりとめもない世間話をしてクリエイティブなものが生まれることもなく、ただ時間を浪費していくのだ。

そんなことを言っている僕だが生配信などやったことはない。

あれは凄く難しい技術であると思っているのだが、ある種の才能なのかもしれない。

僕は完全に向いていない。

カメラを置いてアドリブで話し続ける技術というのはスゴイことだ。

コメントに返信しながら会話を続けていくのだが、笑い声が聞こえるわけでもないし、反応を五感で感じとることが出来ないので不安である。

人の反応を見ながら会話の内容や広げていく話の方向を進めていきたいところだが、コメントだけでは難しい。でも自分の話を数十人、数百人、数千人規模で聴いてくれるとなると、生配信を楽しむ演者の気持ちもわかる。

 

それでは『ハッピー・タランチュラ』。

生配信中。

目撃せよ。

『ハッピー・タランチュラ』

上映時間10分35秒

 

 

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