全然知らないで観てみたが、なかなか面白くて良かった。
『ライト/オフ』電気の点灯によって化け物が出現する発想が素晴らしい。 |
動画サイトで合計1億5000万回再生されたという恐怖映像を、『ソウ』『死霊館』のジェームズ・ワン製作で映画化。
動画サイトで合計1億5000万回再生された恐怖短編映画をきっかけに生まれた。
『アナベル 死霊館の人形』の続編でメガホンを取るデビッド・F・サンドバーグが監督。
リメイク版『エルム街の悪夢』『ファイナル・デッドブリッジ』や『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を手がけたエリック・ハイセラーが脚本。
テリーサ・パーマー『ウォーム・ボディーズ』『X-ミッション』が主役のレベッカ役を演じる。
2016年製作/81分/G/アメリカ
原題:Lights Out
配給:ワーナー・ブラザース映画
電気を消して暗闇になると現れる不気味な何かに恐怖を抱く弟マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るために、レベッカ(テリーサ・パーマー)は久々に実家に帰ってくる。
二人はたくさんのライトを用意して夜を迎える。
次々に明かりが消え暗闇から得体の知れない何かが迫ってくる。
狙われる理由もわからぬままに、不安な時を過ごす中、レベッカの一家に隠された秘密が明らかになる。
全然内容知らないで観たけど、冒頭から「お、おおっ、面白いやん!」と唸った。
電気を消したら化け物が現れて、電気を点けると化け物が消えて、その発想と映画での見せ方が面白い。冒頭からの映画への引き込ませ方が上手い。
電気を消した時に化け物の影だけが浮かび上がるから余計に恐怖心を増して、電気の点滅によって化け物が近づいてくる見せ方も素晴らしい。
物語が進行するにつれて化け物の正体が明らかになっていくけども、「化け物の正体は謎」のままでも個人的には良かった。
冒頭での謎に包まれた得体の知れない化け物の方が面白くて、正体が解明されていくと恐怖も面白さも減っていく。
例えば、見ず知らずの正体不明の幽霊が出てくるのと、自分の家族や友人が幽霊になって出てくるのとでは恐怖心は違う。
自分の家族や友人ならば幽霊であったとしても怖くない。むしろ一緒に喋りたい。
何者かわからないヤツに襲われる恐怖ってのは、すごく好きなのだ。
少年の目を通して映し出される恐怖は、次第に「この母親の方が怖いやん」とさえ思う。
母親が正気でないから、全てが悪い状況へと向かって行く。
「子供には手を出さないで!」と母親は化け物と約束をしているが、一方的な約束なので全然守られない。
化け物はお構いなしに子供たちを襲うのだ。
子供たちを容赦なく襲う化け物だが、駆け付けた警官二名への「襲撃」は一瞬。
このスピードで警官二名を瞬殺出来るのならば、子供たちへは手加減していたのかもしれない。・・・・そんなことはないだろうが。
さて、なかなか面白かった本作であるが、何と続編の製作が決定しているらしい。
2016年7月22日に全米公開された本作は製作費490万ドルに対して、オープニング興収約2170万ドルを記録して、予想外のヒットを受けて米ニューライン・シネマが続編製作を発表したとのこと。
続編発表から4年経っているが本当に作られるのだろうか。
本作が良く出来ていて、ある程度化け物の謎も解明されているので、現在脚本を練に練っている状況なのだろうか。
続編で更に物語を描いていくのは難しいとも思えるが、続編にも期待したいというところで、「カット、カット」。
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