久しぶりに映画館に行ってきた。コロナの影響で映画館に行くことさえ不自由を余儀なくされていた。映画館で久しぶりに観た映画は、『ランボー ラスト・ブラッド』。
『ランボー ラスト・ブラッド』 最後のランボー、カッコ良すぎた! 一人 VS 大勢、凄いよ。 監督:エイドリアン・グランバーグ 出演:シルベスター・スタローン、パス・ベガ、セルヒオ・ペリス=メンチェータ、アドリアナ・バラーサ、イヴェット・モンレアル、オスカル・ハエナダ |
1982年に1作目が製作された人気アクション「ランボー」のシリーズ第5弾。
シルベスター・スタローンの「ロッキー」に並ぶ代表作。
メル・ギブソン主演作『キック・オーバー』のエイドリアン・グランバーグが監督。
2019年製作/101分/R15+/アメリカ
原題:Rambo: Last Blood
配給:ギャガ
数々の戦いを終えて故郷のアリゾナに戻ったジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、家族のような絆で結ばれた古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に牧場で平穏な毎日を過ごしていた。
しかし、ある日ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに誘拐される。
娘同然の彼女を救うために、ランボーはグリーンベレーの隊員として培ってきた超人的な戦闘技術を総動員して戦いに備えるのだが・・・。
クッソ面白かったな。涙がチョチョ切れそうになるほど面白かったな。
例えば、これが「ランボー」シリーズではなくて、スタローン主演の「復讐劇映画」の新作であったとしたのならフツーに面白かった感じだけれど、「ランボー」シリーズとして過去作に散々感情移入をして愛すべきスタローンとランボーの存在があるからこそ本作の面白さは倍増されるのだ。
70歳を超えて「こんなにカッコイイのか!」を見せつけてくれるランボー。
孤独が似合うランボーではあるが、本作では「家族のような関係」を築いて愛すべき人たちと平穏に暮らしていた。
でも毎度の如く平穏な暮らしは長くは続かない。こうなってくると「ランボーが原因」じゃないか?とさえ思えてくる。
例えば、『金田一少年の事件簿』では金田一が動く場所、動く場所で殺人事件が起きる。そんな日常のように殺人事件が自分の身近で起こるだろうか?そうなってくると「金田一に原因があるんじゃないか?」と疑いたくなる。お前がいると「必ずと言っていいほど殺人事件が起きるんだよ」と。「犯人はこの中にいる!」じゃねーよ。お前が一番の原因なんだよ!
それにしてもガブリエラが死んじゃうなんて、「それは反則だよ」って思った。
あまりにも可哀相過ぎる。
父親に会いにメキシコまで行ったら「本当にビックリするぐらいクズ野郎」の父親で、それで拉致されて死んじゃうなんて可哀相過ぎる。
ガブリエラの「死」がランボーの怒りに本格的に火を点けるのだから、それは物語上必要なのだろうけど。
僕が映画を観ていて一番怖かったのはマルティネス兄弟ではない。こいつらは「ヤラレ顔」「痛い目に合う顔」してるから、放っておいてもランボーに血祭りにされるだろう。
僕が一番怖かったのはフリーライターの女性である。
何なの?この人。異様な空気感でクラブのカウンターに座って、ジッと見ているんだけど。
お前、だいぶ気持ち悪かったぞ!
まぁ、僕が一番嫌いなのはガブリエラの友達であるジゼルだけど。
このクソ女、マジ許せねぇな。
ラスト、ランボーが仕掛けた罠にバンバンとハマっていく敵連中。すこぶるエキサイティングである。
本作が「ランボー」シリーズの完結作であるが、本当にこれで終わってしまうのだろうか?
「何も終わっちゃいないんだ!」と、そんな声が僕のアタマの中でこだまするのであった、というところで「カット、カット」。
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