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映画『大怪獣ガメラ』ネタバレ・あらすじ・感想。

「ガメラ」シリーズ、第一作目を観た!

『大怪獣ガメラ』
圧巻の大映クオリティー!
恐怖の怪獣ガメラ!
監督:湯浅憲明
出演:船越英二姿美千子霧立はるみ

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解説

 
『幸せなら手をたたこう』の湯浅憲明が監督したモンスター映画。

『宇宙パトロール・ホッパ』の高橋二三が脚本。

『掏摸(すり』の宗川信夫と『透明人間と蠅男』の築地米三郎が撮影を担当した。

1965年製作/79分/日本
原題:Gamera
配給:大映

 

あらすじ

 
北極海上で原爆を積んだ国籍不明機が米軍機によって撃墜され、氷山に墜落したために、積んでいた原爆が爆発した。

そして氷山に閉じ込められていたエスキモーの伝説の怪獣ガメラが蘇った。

巨大な亀怪獣ガメラはその後姿を消して、世界中で謎の空飛ぶ円盤が目撃される。

 

感想

 
東宝での「ゴジラ」シリーズが始まって約10年位してから、大映で「ガメラ」シリーズが始まった。先日、同じく大映の『大魔神』を観たが大映のクオリティーが凄く高い。

『大怪獣ガメラ』も1965年製作でモノクロ映像だが、かなりクオリティーが高くて驚かされる。

もちろん「ゴジラ」には「ゴジラ」の良さがあり、愛嬌のある「ゴジラ」も楽しいが、『大怪獣ガメラ』ではガメラは恐ろしい怪獣として描写されていた。

また亀をモチーフにしたガメラは、自身の甲羅をまるで空飛ぶ円盤のように操り、上空を飛行するという発想を取り入れた。

初期の初期、第一シリーズで空を飛ぶシーンを取り入れたのは、ガメラは空を飛べるものという認識を与えてくれるので、ゴジラのようにシリーズの途中で突然飛行して視聴者のど肝を抜かすこともない。

「ゴジラ」シリーズでは、まだまだ怪獣ゴジラのスタイルが定着せずに作り手も試行錯誤だったのか、ゴジラが「シェー!」をしたり飛んでみたり、お客さんに楽しんでもらうために色んな実験を試みたのだろう。1971年製作の『ゴジラ対ヘドラ』で飛んでいるので、『ガメラ』に対抗してみたのかもしれない。

『大怪獣ガメラ』では世界各国の人たちを出演させたことも素晴らしい。怪獣の出現というのは日本だけの問題ではない。世界の問題としてとらえて、ガメラに立ち向かっていく物語にしたことも凄い。

少年は「ガメラは悪いヤツじゃない!」とガメラをかばい愛し続けた。

しかしガメラが暴れ回ったことでの被害や、死傷者の数は相当なものであろう。

ロケットに閉じ込めてガメラを火星に送り込むというバカバカしい作戦は見事に成功。

「ガメラ!ガメラ!」と騒いでいた少年は、「ガメラがいなくなって寂しくないかい?」と問われ、元気よく「寂しくないよ!」と答える。「寂しくないんかい!!」と思ったが、一件落着である。

「ゴジラ」シリーズとともに「ガメラ」シリーズも追いかけて観ていこう、ということで「カット、カット」。

 

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