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映画『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』ネタバレ・あらすじ・感想。

性に観たくなって『鉄男2』のDVDを購入した。

『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』
感覚で味わう塚本晋也ワールド!
「鉄男」の世界観を堪能せよ!
監督:塚本晋也
出演:田口トモロヲ叶岡伸塚本晋也
 

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解説

 
塚本晋也が描く、ある日突然肉体が金属化した男の姿を描く異色バイオレンス。いわゆる続編ではないが『鉄男』のモチーフをSFアクションにグレード・アップさせた全く新しいストーリーのパート2。

塚本晋也監督はこの映画を持って1年がかりで世界中の映画祭を回り、後の日本映画海外進出の先駆けとなった。

 

1991年製作/83分/日本
配給:東芝EMI=海獣シアター

 

あらすじ

 
平凡なサラリーマン谷口は、謎の集団によって人体を改造されてしまうのだが、機械の身体を持った彼は、その力を復讐の為に使うことを決心する。

 

感想

 
塚本晋也監督の『鉄男』が好きでありながらも、『鉄男2』を観ていなかった。

繰り返し観たくなることであろうことを予測して、今回DVDを購入して観ることにした。

「あー、やはり面白かった」『鉄男2』。

いや面白かったというのは、物語が面白いというよりは、その世界観なのだ。

塚本晋也監督のカメラワークとかカット割りとか、そこに注目しているだけで非常に面白い。

そして、ビジュアルも非常に視覚的に面白い。

ハッキリ言って、映画の内容はほとんど覚えていないのである。

内容や物語云々ではなくて、「鉄男」の持つ世界観、塚本晋也ワールドにどっぷりと浸りたいのだ。

それはもう「感覚」を楽しんでいるのかもしれない。

物語展開も予測不能だし、変なキャラクターが次から次へと登場するし、物語を一つ一つ理解していくよりも、「鉄男」の世界観を感覚で楽しむのだ

それでも『鉄男』の1よりは『鉄男2』の方がストーリー性はあった。

筋肉隆々のスキンヘッド集団が皆で筋トレしていたり、その発想と大真面目に映像化している素晴らしさを、ひたすらに自分の感覚に触れさせるのだ。

「ディレクターズチェアに座ったことがない」と言っていた塚本監督は、本作でも監督の他に製作、脚本、美術、撮影、照明、編集を手がけていて、映像を観ているだけでも、フレーム外で塚本監督が走り回っている姿が目に浮かぶ。

また出演もしているので、塚本晋也監督のバイタリティーとこだわり、映画作りへの想いと信念と情熱がギュウギュウに詰まっている。

色んなシーンを何度も観返して、今後も塚本ワールドを感覚に触れさせていくことだろう、といったところで「カット、カット」。

 

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