評判がイイみたいなので、TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』全13話を観た。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 全編、泣ける物語。 美しく繊細で優しく傷つきながら成長していく。 監督:石立太一 出演:石川由依,子安武人,浪川大輔,遠藤 綾 |
京都アニメーション大賞、初の「大賞」受賞作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(著・暁 佳奈、イラスト・高瀬亜貴子)が、満を持してのアニメーション。
『劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE-』で絆と愛の物語を描いた石立太一が監督。
シリーズ構成に吉田玲子を迎えて、あたたかくも切ない物語を紡ぐ。
原作小説のイラストを手掛けた高瀬亜貴子が、キャラクターデザインと総作画監督。
アニメーションで繊細に変化するヴァイオレットの表情を描き出した。
情緒あふれる豊かな世界観、登場人物の細やかな心情、京都アニメーションが映像として新たな命を吹き込んだ。
ある大陸の、とある時代に、大陸を南北に分断した大戦が終結。
世の中は平和へ向かう気運に満ちており、戦時中に軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れて大きな港町へ来ていた。
戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま。
ヴァイオレットは、この街で依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事「手紙を代筆する仕事」に出会う。
彼女は依頼人と真っすぐに向き合うことで、相手の心の奥底にある素直な気持ちに触れていく。
そして、ヴァイオレットは手紙を書いてくたびに、あの日、告げられた言葉の意味に近づいていく・・・。
なんやねん、めっちゃ面白いやんけ。
面白いというよりも、「エエ話やんけ」が大きい。
戦争の道具かのように生きてきた感情を持たない少女が、少佐の最後に放った「あいしてる」の一言の意味を知りたくて、手紙を代筆するという仕事に就いて、その仕事を通して色んな人たちと出会い、人の想いや気持ちを汲み取り成長していく姿を描いたものであるが、「よくこんな素敵な物語を思い付くよなぁ」と思った。
二日間で全13話を一気見した。
全体的に泣ける物語だけど、中でも第10話がメチャクチャ泣ける物語だったのだが、どうやらファンの間でも「第10話が一番泣ける」と話題らしい。
「一生、泣かない」と心に決めて生きている僕でさえも、涙がじわっと滲んだ。涙を流すことはなかったが、これは泣ける。
やはり日本のアニメはレベルが高い。
こんな完璧なアニメをよく作ったものだ。
誰が観ても『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を悪く言う人はいないだろう。
もしも悪く言う人がいたら、残念なほどに心が腐っているのだろう。
素晴らしきアニメでした。
また「外伝」と「劇場版」も観ていこう、ってなところで「カット、カット」。
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