「予言の書」ということで有名になった、たつき諒先生の『私が見た未来 完全版』を読んだのだ。
『私が見た未来 完全版』
たつき諒 (著) |
今回の完全版は復刻版であり、追記として作者が解説文を添えてくれているのだが、元々は1999年に刊行された漫画であり、その漫画の表紙に「大災害は2011年3月」と書かれていたことで、「東日本大震災を予言していた」と大きな話題になった。
話題になって以降からはSNSでたつき諒先生のなりすまし、いわゆる偽物が現れて、その偽物が多くの取材に応えることで「2021年8月20日富士山噴火」というデマを撒き散らした。
そして今回『私が見た未来』の復刻版が出版されるということで、本物のたつき諒先生が発見されて何とか完全版が刊行されることとなった。
たつき諒先生の偽物に対しては腹も立つが、偽物の存在が『私が見た未来』という本を盛り上げてくれたのも事実である。
偽物の存在がなければここまで大きな話題になっていないだろう。富士山噴火という余計なデマを流すことによって色んなメディアでも紹介されることになったのだから。
本書では、たつき先生の夢の記録が記されていて、夢の内容をノートに書き記すことで後にその夢が実際に起こることで予知夢であったことに繋がっていく。
興味深いところは「偶然の一致」では済まされない「夢の中での映像」である。
自分が訪れたこともない場所が夢の中に現れて、その後に「行ったことのない場所」に訪れた時に夢との関係性を知ることになるのだ。
また「夢を見た日付」も数年後にドンピシャで日付が一致することになる。
そして本書の最大の驚きは「本当の大災難は2025年7月」と記されていることだ。
2021年の現在、これから未来に起こりうるかもしれない大災難が記されている。
大災害ではなく大災難なので、自然的なものではなく人為的な災いだと言える。
日本列島の南に位置する太平洋の水が盛り上がるというもので、海底火山なのか爆弾なのかワカラナイが1998年にインド旅行に行った時に見た夢で、その同じ夢を最近また見たと言う。日付までしっかりと。夢を見た日は2021年7月5日で、東日本大震災の3倍にもなる高さの津波が2025年7月に襲うというのだ。
あくまでも夢の中での話に過ぎないので、「的中した!」とか言うよりは予言通りにならない方がイイに決まっている。
この大災難の後には、人々が輝しく生きていく未来「心の時代」になる夢も見ている。
たつき諒先生の予知夢に限らず、いつ大地震などの災害がやって来てもおかしくない時代なので、僕たちは被害を最小限に抑える準備を進めていくことが大事になってくるのだと思った。
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