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無印本命プロジェクト『夢をかなえるもう』を読んだのだ。

印本命プロジェクトの『夢をかなえるもう』を読んだのだ。

『夢をかなえるもう』
無印本命プロジェクト

無印本命書店

 

夢をかなえるもう

 
無印本命とは「今は無名で世間的には無印(ノーマーク)の存在だが心の中では自分がNo.1(本命)」と思っている人のことで、無印本命プロジェクトはそんな無印本命の人を応援するプロジェクトだ。

これから夢を叶える12人の人たちの物語が詰まった『夢をかなえるもう』である。

『夢をかなえるゾウ』ではなく、牛の「モ~」がかかっている。

本書はYouTubeチャンネル『令和の虎』で本を制作するための資金調達に成功した臼井正己さんによってカタチとなった。

実は臼井正己さんとは数年前からSNS上で交流があった。頻繁に交流していたわけではないが、『令和の虎』に出演した臼井さん登場回を観てその面白さに大笑いした。

番組では希望金額の100万円には到達しなかったが、条件付きの一週間で800冊の予約がとれたら「完全all」として成立するという展開になった。正直なかなか厳しい数字であると思った。しかし一週間で800冊の予約が取れない本を制作するリスクを背負う虎たちの気持ちもわかる。

とにかく臼井さんが面白かったので、僕もほんの気持ちだけだが3冊予約をさせていただいた。

一週間が経ち何と目標の予約800冊を達成していた時は驚いたと同時に、心より「おめでとう!」と思った。

そして念願の『夢をかなえるもう』が完成したのだ。

12個の各章に分かれて、非常に読みやすくバラエティーに富んでいる。

本書は臼井さんをはじめ12人の夢が綴られており、その道中での苦難や喜び等、フィクションではない人それぞれの人生ドラマがひしひしと伝わってくる。

自分の体験したことのない世界が著者たちの日常にあり、自分の日常は他の人にとって非日常であると気付かせてくれる。

夢のカタチは違えど、色んな人が色んな想いを抱え、色んな人生を歩んでいる。

著者たちが生きてきた人生のほんの一部しか垣間見ることは出来ないが、その文章を読めばその人の人となりが分かる気がする。本書に登場した全ての人を応援したくなる一冊だ。

夢を持つことは人生に生きる活力をもたらせてくれると同時に孤独であり苦しみも伴う。楽しさだけでは乗り越えられない日々もあるだろう。それでも成し遂げたい夢があるのは、それこそが喜びであり生きるロマンであると思う。

本書は、夢を叶えたい人、夢に向かって進んでいる人、挫折の中でもがきあがいている、そんな人たちの勇気の一歩のきっかけになるような背中を押してくれる本だ。

そして本当の意味で本書が完成する時は『夢をかなえるもう』の著者たちが実際に夢を叶えた時であり、本書を読んだ読者が夢を叶えた時である。

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