ダミアンの最期となる『オーメン/最後の闘争』を観た。
『オーメン/最後の闘争』 大人になっちゃったダミアン。 派手な最期を期待していたが。 監督 : グラハム・ベイカー 出演:サム・ニール, ロッサノ・ブラッツィ, ドン・ゴードン |
ロンドンで生まれた悪魔の子ダミアンが周囲にもたらす恐ろしい現象を描いた、大ヒットしたオカルト・シリーズの第3弾にして完結編。
1作目の監督リチャード・ドナーが製作総指揮で、製作はハーベイ・バーンハード。
TV・CM界出身でこれが劇場用長篇の1作目になるグレアム・ベイカーが監督を務めた。
デイヴィッド・セルツァーが創作した登場人物を基にアンドリュー・バーキンが脚色。
1981年製作/108分/アメリカ
原題:The Final Conflict
配給:20世紀フォックス
悪魔の子ダミアンも大企業の社長で32歳、駐英大使の座を狙っている。
前任者を猟銃自殺に追いやり後釜となったダミアンの真の目的は、イギリスの何処かで誕生しようとしているキリストの生まれ変わりの抹殺である。
第一作目は好きだった。かなり好きな作品。
シリーズ3作目となると、ダミアンが32歳だとぉ!
そうなってくると話は変わってくる。
「オーメン」の面白味の要素として「幼い子供が悪魔」という設定が非常に大きな割合を占めていると思うのだ。
アニメ『一休さん』は子供が主人公だから面白かった。
ドラマ『家なき子』も同様である。
姿格好は子供であるのに、その真の姿に驚き恐怖することが「オーメン」におけるダミアンの不気味さが際立っていたはずなのに、32歳の大人な男性になっちゃたらダミアンの魅力も何もなくなってしまう。
殺害方法が毎度の如く派手なので、殺害シーンだけは楽しみにして観れる。
駐英大使が猟銃で自殺をするシーンは非常に良かった。
神父たちはダミアンを仕留めようとするが、大群の犬を連れた危険な状態のダミアンにわざわざ襲いかかる意味がワカラナイ。
犬に襲われるシーンを撮りたかったのだろうから、仕方ないが。
今まで散々、派手な殺害方法で殺していった「オーメン」シリーズであるが、何故ダミアンの最期を派手に描かったのだろうか?
ダミアンの死だけが、あまりにも呆気ない感じで、もっと派手に華々しく最期を飾って欲しかった。
本作でシリーズが終わったかと思えば、今度は少女が主役での『オーメン4』があるという。
どんどんおかしな方向へと向かっていっている気がするが、『オーメン4』も観てみようと思う、ってなところで「カット、カット」。
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