『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM #1 入門編』を観たのだ。
『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM #1 入門編』 人間的魅力に溢れたロックミュージシャン。 清志郎さんの人柄が伝わってくる。 監督:太田旬 出演:忌野清志郎 |
1970年にデビューをして2009年5月に他界したミュージシャン、忌野清志郎のライブドキュメンタリー。
1980年代から彼が亡くなる1年前の2008年・日本武道館での「完全復活祭」まで、各年代のライブを収録。
『雨あがりの夜空に』『トランジスタ・ラジオ』『スローバラード』『JUMP』など、バンド「RCサクセション」時代からソロ活動までの名曲の数々を収録。
2007年の写真・映像作家の井出情児が撮影した「札幌市民会館最後の日」ライブや、2005年にフジロック・フェスティバルのホワイト・ステージ観客動員記録を塗りかえた伝説のライブ等の貴重映像も収録。
2014年製作/125分/G/日本
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
カリスマ的人気を誇るロックミュージシャンの忌野清志郎のライブ映像を堪能。
清志郎さんのことは詳しくないが、反戦の歌を歌っている映像を時々目にすることがあり気になる存在。
歌もそうだが、人間的魅力に溢れた人。明るく気さくでユーモアがあり、それでいて芯の通った人。
類い稀なるミュージシャン忌野清志郎。清志郎さんみたいな人は他に思い浮かばない。
「入門編」では、清志郎さんのことを詳しくない人でも聴いたことがあるだろう曲をリストアップされている。
「ずっと夢を見て 安心してた」の『デイ・ドリーム・ビリーバー』や「こんな夜にお前に乗れないなんて」の『雨あがりの夜空に』等、清志郎さんのハスキーな歌声が心地良くすると同時に胸を熱くする。
歌っている姿は楽しそうで、「人が好きなのだなぁ」と映像を観て伝わってくる。
清志郎さんの歌を愛し清志郎さんの人柄を愛して集まる人たち。ライブ会場では清志郎さんもお客さんも皆ハッピーになる空間が生まれている。
現代の日本や世界を見て、清志郎さんなら「どんな歌を歌うのだろう」そんな思いが脳裏をよぎる。
今の日本に清志郎さんの叫びの歌を轟かせて欲しい。
このライブ映像が劇場で公開されたことで多くの人たちが清志郎さんに触れる機会が増え、「入門編」と銘打ったことで往年のファンじゃなくても敷居を下げて観ることが出来た。
本作で収録されていない清志郎さんの他の曲も聴いてみたい、と思ったところで「カット、カット」。
この記事へのコメントはありません。