キョンキョン出演のアクション映画ということで『共犯者』を観たのだ。
『共犯者』 銃を手に勇ましく戦うキョンキョン。 痺れる程にカッコイイ内田裕也。 監督:きうちかずひろ 出演:竹中直人 , 小泉今日子 , 内田裕也 |
竹中直人主演のバイオレンス・Vシネマ『カルロス』の続編。
漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者のきうちかずひろが監督・脚本。
『あぶない刑事 フォーエヴァー』の仙元誠三が撮影。
主演は竹中直人と小泉今日子。
1999年製作/102分/日本
配給:東映
8年前にたった一人で日本のヤクザ組織を壊滅直前にまで追い込んだブラジリアン・マフィアのカルロスがブラジルへの移送を装って脱獄した。
組織との決着をつけるべく行動を開始するが、偶然に知り合った夫の暴力にうんざりしていた聡美とカルロスは行動を共にすることに。
キョンキョン出演のアクションもので非常に興味深い本作だが、動画配信がされておらずDVDを購入して観ることに。
本作は『カルロス』の続編だが『カルロス』は観ていない。
ブラジリアンマフィアのカルロスという役を最初は「ブラジル人?」「日本人?」と戸惑ったが、日系ブラジル人三世の「カルロス・シロウ・ヒラタ」という設定であり、なるほど顔の濃い竹中直人が演じていても違和感はなかった。
物語は非常に単純明快で、1億円を巡りカルロスとヤクザに雇われた殺し屋が争うというもの。しかし途中で1億円なんてどうでも良くなり、お互いに仲間を殺された仇を返すという展開に。カルロスの抗争に自ら巻き込まれていくキョンキョンも「共犯者」として銃を手に殺し屋と対決するのだ。
本作の面白さは、やはり殺し屋である内田裕也と大沢樹生のギリヤーク兄弟の登場である。この二人が登場するシーンが異様な不気味さに包まれて、これから起こるであろうカルロスとの対決を想像するとゾクゾクさせてくれる。
内田裕也の存在感が痺れる程にカッコイイ。
何故かちょっと触れただけなのに一瞬で相手を「死」に至らせる圧倒的な強さ。「毒針でも刺したのかな?」と推測。
おとなしいキョンキョンが北村一輝に銃弾を浴びせるシーンは痛快。銃を手に「自分も命を懸けて戦おう」とする姿は勇ましい。
カッコイイ内田裕也の存在を観れることの喜びと竹中直人との緊迫したアクションがとてつもなくエモーショナルなのだ。
「アディオス」と一言、カルロスが銃をぶっぱなすラストも最高!
良き時代の良い映画を観れたなぁ、といったところで「カット、カット」。
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