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『クロッシング・ガード』『不能犯』を観たのだ。

年もあと二か月という、あまりにも早い一年を毎年感じている。

今のうちから年末大掃除に向けて動き出すも、「映画でも観るかぁ」と片付け途中で映画を観る。

そして部屋は大掃除の途中状態で放っておかれ、目を背けたくなるのだ。

「続きは明日やろう」と先延ばしにしながら、映画を観ているわけです。

それでは、映画のレビューを。

『クロッシング・ガード』
安直な復讐劇ではなく、人間ドラマがある。
最後の追いかけっこが素晴らしい。
監督:ショーン・ペン
出演:ジャック・ニコルソン,アンジェリカ・ヒューストンデヴィッド・モース

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ジャック・ニコルソンの顔が好きなわけだけども、ヒューマン系の「いい人」みたいなジャック・ニコルソンは好みでなく、怪しい顔つきをした本作に惹かれたので観てみた。

ショーン・ペン監督作だとは知らなかった。

娘を交通事故で失ったジャック・ニコルソンが、飲酒運転でその事故を起こした男が出所してきた事で、男に復讐をするという物語であるが、一度目の復讐は拳銃に弾を入れ忘れて失敗する。

三日後に復讐を決行する事を告知してから、ジャック・ニコルソンの視点と、狙われている男との視点で、それぞれのドラマ、心境を見せていく構成はお見事であった。

三日後の夜、復讐に現れたジャック・ニコルソンと狙われた男との、追いかけっこが絶妙に素晴らしい。

街の中を走り、お互いに疲れてペースダウン。そしてバスに乗り込むも他の乗客がいる手前、二人とも一休み。

復讐という緊迫感と、予定調和にならない緊張と緩和の演出が非常に面白い。

安直な復讐劇にならずに、しっかりと人間ドラマが描写されている。

余談だが、石橋凌さんが台詞もないチョイ役で一瞬出ているのには驚いた。

『不能犯』
漫画の実写化は、表現の説得力が難しい。
スリル満載の頭脳戦なら面白かったが。

監督:白石晃士
出演:松坂桃李沢尻エリカ新田真剣佑

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漫画原作らしいのですが、毎度の通り漫画は読んでいません。

大人になったら、好きなだけ漫画読んでジュースとお菓子を食べようと決めていたのに、いざ大人になったら漫画も滅多に読まないしジュースもお菓子もほとんど口にしなくなりました。

そんな余談はさておき、本作のレビューをしていこうと思います。

警察では実証出来ない殺人を繰り返している「不能犯」である宇相吹正(うそぶきただし)役の松坂桃李が、超能力なのか催眠術なのか、よくわからないチカラで相手をマインドコントロールして、相手を殺害する。

殺害は全て依頼者による殺人依頼で、とある電話BOXに依頼人が殺して欲しい相手の連絡先と理由を書いた手紙を貼ると、松坂桃李が現れて殺人を決行する。

設定はとても漫画らしくて興味深いが、実写で表現するとなると、さらにハードルが上がって説得力を持たせければいけない。そこは凄く難しい事だなと感じた。

漫画版では多少嘘くさくても「良し」とされていた表現は、映画版では嘘くささが嘘のまま見えてしまう。

例えば漫画『キャプテン翼』で、主人公の大空翼が飛び上がり回転して逆さまの体制でボールをシュートするという、必殺技オーバーヘッドキックを、実写で表現すると途端に嘘くさくなってしまうだろう。

本作では、不能犯が仕掛ける殺害方法があまりにも安易で、「目を見つめるだけ」で相手がマインドコントロールされてしまうという表現方法では、なかなか説得力に欠けてしまう。

赤く目を光らせて、その目に吸い込まれるような表現だけでは、観ていて物足りなかった。

漫画版に忠実に表現しただけかもしれないが、もう一工夫、説得材料があれば良かった。

『笑ウせえるすまん』的な感じで、依頼者一人一人が自分の仕組んだ罠に自ら堕ちていくという話を幾つか見せていく構成は上手く、ラストへの展開の流れも良かった。

松坂桃李の「愚かだねぇ、人間は」という決め台詞があるが、凄くチープに聴こえてしまうのも残念だったが、漫画版でも口にする決め台詞ならば、それも仕方ない。

「不能犯」というのは、イメージからすると、頭脳明晰で警察を欺きながら殺害をしていく感じではあるが、かなり安直な感じもした。登場人物が全員、あまり頭が良くないなぁという印象だった。

不能犯と警察が頭脳戦で欺き合いながら、スリル満載で展開していけば面白かったなぁという個人的な要望ではあるが。

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