キョンキョンと上田ケンジさんの音楽ユニット黒猫同盟のBD『UNDEUX!!』を購入。
『UNDEUX!!』 |
昨年「世界黒猫の日」である10月27日に下北沢Shangri-Laで開催された配信ライブがディスク化されたので早速購入。
キョンキョン個人の曲は全然知らないが、結成されて間もない黒猫同盟の歌は1stアルバムも購入しているので一応網羅している。
独特な世界観を醸し出したライブは黒猫が持つ妖しさとキュートさが演出され、まるで黒猫たちの世界に紛れ込んでしまったようだ。
大人が子供のように遊び戯れ音楽を奏でる様子は、大人の色気も漂い、子供の無邪気さも伺える。
無観客の配信ライブなので観客の歓声もないが、静かにしっとり優しく包まれた空間が心地良く癒される。
合間合間に挟まれた何気ないトークが微笑ましく、いつまでも聴いていたい。
キョンキョンの優しい歌声と上田ケンジさんやバンドメンバーの演奏が黒猫たちの自由気ままな暮らしをイメージさせて、人間であることを一瞬忘れさせてくれて黒猫になった気分でメロディーを楽しむ。
デビューから40周年を迎えるキョンキョンが、現在でも最高にキュートである。若い頃の可愛さも異常レベルだが、40年もの芸能活動で辿り着いた今のキョンキョンの方が個人的にはキュートに映るのだ。
『ニャーとフェー』では歌詞が「ニャーニャーニャー」ばかりの愉快で軽快。キョンキョンが歌うから成立する歌ではあるような気もするが。キュートでもない人が「ニャーニャーニャー」を連呼して歌っていたら「ウルセェッ!」と思わず言ってしまいそう。キョンキョンの放つ「ニャーニャーニャー」は本物の黒猫よりもキュートな破壊力がある。
黒猫の魔法にかけられて、部屋の中、屋根の上、路地裏を駆けまわり、鳴き声は歌声に変わる。メロディーに乗って黒猫の音楽会。
混沌とした世の中の殺伐とした毎日の中で、ほんの一瞬、夢見心地で黒猫たちに癒されて、「人間は何をやっているのだろう?」そんな黒猫たちの疑問の視線が心の中で渦巻く。だからこそ大人が本気で楽しんで遊ばなきゃいけない。音楽のチカラで繋がっていくのだ。
配信ライブの映像は無観客であることの寂しさも感じることなく、逆に落ち着いた雰囲気が良かった。来年一月には黒猫同盟初の有観客ライブを開催するようだが、そちらも気になるところ。また有観客ならではで雰囲気も変わってくるだろう。チケットは購入していないので、またその様子をディスク化して欲しいと望むところだが。心待ちにしよう。
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