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最近観た映画4本。全ての映画ジャンルの頂点はカンフー映画。

んなジャンルの映画があって数多くのモノに感動を受けてきたが、結局はそのジャンルの中での頂点はカンフー映画ではないだろうか。

ブルース・リーが跳び蹴りをして、ジャッキー・チェンが飛び降りて、そのシーンひとつはどんな言語よりも、どんな名演技よりも、僕たちを感動させてくれるのではないか。

「愛してる」の言葉なんかよりも、相手をぶん殴った拳の方が、僕たちの心を熱くするものだ。

今回、日本の『ブシドーマン』を観て、「うぅカンフー映画撮りたい!」と思った。

大の大人が夢中になってカンフー映画を撮れたら、そんな幸せなことはない。

 

『ライジング・ドラゴン』
ジャッキー・チェンが
カンフーしてくれるだけでイイ。

監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン, クォン・サンウ,ジャン・ランシン, ヤオ・シントン

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還暦過ぎても、未だにアクションをしてくれているジャッキー・チェンのカンフーシーンを見られるだけでありがたい。

カンフーアクションはもちろんのこと、オープニングでの、カラダに車輪が付いて道路をうつ伏せになりながら疾走していくシーンはスゴかった。

やっぱりジャッキー・チェンは、カンフーをしてくれるだけで嬉しいのものである。

 

『JUDGE/ジャッジ』
アイデア(素材)はイイが、
活かしきれず、もったいない。

監督:古波津陽
出演:瀬戸康史, 有村架純,田中壮太郎, 平良和義

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「アイデアがイイ!」と思ったら原作のコミックがあるのね。

原作は読んでいないので、映画だけを観た感想を。

キリスト教の七つの大罪をモチーフにして作られていて、アイデアがスゴくイイと思った。

出演者は7人だけで済むし、密室だから予算が全然かからないうえに、面白い題材を扱える。

しかしキャスティングがダメだった。

ネタバレだが、ポスターの写真。「なんで、3人だけ顔出してんの??最後に残るメインの3人やからやん!!!」

「あー、この3人が最後まで残るのね」って、もうポスターで説明してしまっている。

しかも、キャスティングでバレてる。

真ん中にいるイケメンと有村架純は絶対残るやん!!!

アカンやん!キャスティングでバレバレやん!!

他のヤツら、いかにもスグに死にそうやもん!!!

この題材は本来、意外性がなければいけない。

観ている人の推理と作り手が裏をかいていく戦いである。

だが観ている人の一番ベタな予想通りに物語が進んでいく。

出演者が密室でギャーギャー騒いでいるだけ。

観ている方は至って冷静。意外性がないから。

さらに本作は一番やってはいけないことをやるのだ。

この映画は、要はラストが一番大切なのである。

「ラスト、どうなるのか???」というところが一番の見せ場であり、観ている人が期待しているところなのだ。

だから絶対に白黒ハッキリ見せないとダメ。

それなのに本作はラストをぼかしてしまうのだ。

一番やってはいけないことをやる。最低。

「何のために観てたのか??」バカにするな。よっぽど、この映画の作り手の方が大罪だろ。

アイデアが良く、珍しいことをやろうとした心意気があるだけに、本当にもったいない。

 

『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』
『秘密結社鷹の爪』ファンでなければ
映画化としては残念なのだ。

監督:FROGMAN
出演:FROGMAN, 瀧本美織,濱田岳, 秋本帆華, 上島竜兵

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面白いと言えば面白い。つまらなくはない。

しかし、わざわざ映画にするようなモノではない。

昔のバカボンのテレビアニメの面白さには全然勝てない。

低予算で簡単に作った感があり、同じようなモノで『ピーピングライフ』は面白いが、あれは短編だからイイ。

長編アニメ映画として見せるのはちょっと違う。

人物をあまり動かさず声優の言葉遊びが面白かったりするので、アニメの描き込みは少なくてイイが、その手法は映画の尺では物足りない。

『秘密結社鷹の爪』ファンは楽しめたのだろうか?

そうでなければ残念。

 

『BUSHIDO MAN ブシドーマン』
バカバカしく大真面目に
撮ってくれて面白かったぜ。

監督:辻本貴則
出演:虎牙光揮, 山口義行, 水野美紀

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『ブシドーマン』面白かった。

アマゾンレビューで評価悪いのを読んだが、こいつらとは話が合わん。

映画は個人の好みなので誰が何を好きで誰が何を嫌いかなんて、どっちでもイイが、『ブシドーマン』を嫌いなヤツとは趣味が合わないし話も合わないだろうし何もかも合わないだろうから、同じ空気を吸いたくない。

アクションのロケ地選びのセンスも最高にカッコイイ。

オープニングの、どデカい仏の石像の前で戦うシチュエーションもカッコ良かった。

棒術での戦いも良かったが、中盤はそのテンションが持続できなかった。

色んな敵と戦っていく展開はブルース・リーの『死亡遊戯』も共通しているが、ブルース・リー映画では抜群の格好良さと抜群のカンフーシーンで終始観ている側のテンションが持続できるので、その点でいえば本作は熱いテンションが続かなかった。

だが『ブシドーマン』は面白く、カンフー映画を作る側も絶対楽しいと思う。

 


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コメント

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      • 新横山祐樹
      • 2017年 5月 06日

      Thankyou!

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