映画は結局、個人の好みである。
映画だけではないが、音楽や食べ物や車、好きな人のタイプ、人それぞれ違う。
100人いたら100人が面白いものは、ありえないのだ。
『バケモノの子』 物語の発想力がスゴイ。 「人間の心の闇」はよくワカラナイ。 監督:細田守 |
よくここまで色んなことを発想出来るなぁ、と。
あれこれ言うのは簡単だが、この世界観を作るのはやっぱりスゴイ。
与えられたiPhoneに「この機能が良くない」とか、ゴチャゴチャ言うのは簡単ではあるが、iPhoneを発想して作り上げるのはスゴイこと。
全体的にはすごく面白かったが、「人間の心の闇」が曖昧な表現で描かれており、なかなか伝わりづらい。
「人間の心の闇」が大きくなって、それこそがバケモノになるのだが、観る人の解釈に頼り過ぎている。コレだと何でもアリになってしまう。
『アメイジング・スパイダーマン』 何故、また誕生の物語? 正直かったるい。 監督:マーク・ウェブ 出演:アンドリュー・ガーフィールド, エマ・ストーン,リス・エヴァンス, デニス・リアリー |
サム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズから、さほど期間があいてないのに、またスパイダーマン誕生の物語に戻っている。
キャストもストーリーも違う描き方をしているが、誕生の物語は正直かったるい。
スパイダーマンというキャラが多くの人たちに認知され定着している中で、「もういいんじゃないの?」と思う。スパイダーマンというヒーローが存在する時点から物語を進めても。
サム・ライミ監督版の主人公の方が気弱で良かった。
気弱でケンカの弱い少年がヒーローに生まれ変わるからこそ痛快さが際立つので、本作の主人公は元々イケていたのが残念なところ。
『アンノウン』 リーアム・ニーソンよりも、 出会った女性の方が強い。 監督:ジャウム・コレット=セラ 出演:リーアム・ニーソン, ダイアン・クルーガー,ジャニュアリー・ジョーンズ, エイダン・クイン |
リーアム・ニーソンのハラハラドキドキ映画が好きになり、本作を観てみた。
泣きそうな顔になるところが、グッと映画の臨場感や哀愁、深みを増す。
リーアム・ニーソンよりも、出会った女性の方が強い。
どれだけ迷惑をかけて、何回命を助けてもらってんだよ!
リーアム・ニーソンを楽しめる作品なのは確かで、物語も意外な展開があり見応えがあった。
『銀魂』 ファンの評価はどうだったのか? ギャグが寒く、全然ノれなかった。 監督:福田雄一 出演:小栗旬, 菅田将暉, 橋本環奈, 柳楽優弥 |
原作を一度も読んだことがないので文句も言いづらいが、全然ノれなかった。
ファンの人たちの評価はどうだったのだろうか?
漫画やアニメなら全然気にしないで観れたのかもしれないが、ギャグ要素が全部寒かった。
全然ノれず、感動させようとするシーンも、キャラクターに愛着がないので全然感動しない。
鼻をほじる演出も、全然面白くないのに何度もやる。
ギャーギャー学芸会のノリで騒ぐ。
対象年齢が小・中学生だったのかな?
大ヒットしていたが、期待ハズレだった。
日本国内ではこんなのがウケるのだと思うと、海外とのレベルの差にガッカリする。
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