新作も観ているが、昔の作品も観ていく。
冬が終わり、やっとコタツ生活から解放されたので映画も観つつ、筋トレしたり積ん読状態になっていた書籍も読んでいこうと。
『クレイマー、クレイマー』 テーマ曲がイイ。 そんなに悪い夫ではない。 監督:ロバート・ベントン 出演:ダスティン・ホフマン, メリル・ストリープ,ジャスティン・ヘンリー, ジェーン・アレキサンダー |
妻が家を出て行ったことで家庭をかえりみなかった男が、子供と二人きりの生活を送り息子と向き合っていく物語。
名作ではあるが、感動するわけでもない。
今ではお馴染みになっているテーマ曲がやっぱりイイ。この曲が流れると作品がぐっと魅力的になる。
ダスティン・ホフマンは、そんなに悪い夫じゃないように見える。
奥さんの言い分もあるだろうが、仕事を一生懸命して感謝されずに文句を言われたのでは、たまったもんじゃない。
まぁ、気持のすれ違いってことか。
『メアリと魔女の花』 盛りだくさんでサービス満載。 ジブリの枠はハミ出さなかった。 監督:米林宏昌 出演:杉咲花, 神木隆之介,天海祐希, 小日向文世 |
ジブリの制作部門が解体して『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が、新しく設立したスタジオポノックの第1回の作品。
お客さんを楽しませようとするサービス精神満載で、好感が持てる作品である。
「ラピュタ」、「トトロ」、「魔女の宅急便」、「千と千尋」、「ポニョ」を彷彿させるようなシーンも沢山あった。
『もののけ姫』以降の宮崎駿監督作品よりは本作の方が好きなのだが、ジブリの枠をハミ出すことは出来なかった。
ハミ出す気なんてさらさらなくてジブリの意志を継いだのかもしれないが、やはりスタジオポノックとしてのプラスアルファが観たかった。
ジブリ時代に作った『思い出のマーニー』は米林宏昌監督作品であって、宮崎駿監督作品ではなかった。
しかし『メアリと魔女の花』は米林宏昌監督作品のはずなのに、宮崎駿監督作品のニオイが充満していた。
サービス満載で丁寧に作りこまれていたが、意外性がなかった。
声優に神木隆之介くんを使い過ぎ。
『キャリー』 ヒッチコックの『サイコ』丸出し。 キャリーの心象がよく見えない。 監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:シシー・スペイセク,パイパー・ローリー,ジョン・トラボルタ |
リメイク版の『キャリー』でのキャリーは、もっと心象風景が見えて、感情移入出来たような気がする。
デ・パルマの『キャリー』のキャリーは、感情移入出来ない。キャリーに対して、「何なの?コイツ」という感じ。
ヒッチコックの『サイコ』丸出しで、音楽も同じ。シャワーシーン、奇妙な小屋、母親が包丁で襲う姿、上からのカメラワーク、ベイツ・モーテルが『サイコ』でベイツ高校が『キャリー』であった。
『マッドマックス/サンダードーム』 一体なんだったの? よくわからんが面白い? 監督:ジョージ・ミラー 出演:メル・ギブソン,フランク・スリング, ティナ・ターナー |
戦って、暴れて、殺して、逃げて、飛んで、ストーリーをよくよく思い返せば、何だったのだろう?
それにしても、キャラクターや車など、映画の世界観は素晴らしい。
新作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をもう一回観たくなってきた。
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