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映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』ネタバレ・あらすじ・感想。

縄の英雄、瀬長亀次郎さんのドキュメンタリー映画を観たのだ。

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
貫き通された信念。
揺るがない不屈の精神。
監督:佐古忠彦
出演:山根基世大杉漣

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予告編

 

 

解説

 
米軍統治下の沖縄で弾圧を恐れずに、米軍の圧政と闘い続けた元那覇市長・瀬長亀次郎に迫ったドキュメンタリー。

 

沖縄で今なお英雄として語り継がれている彼の功績と知られざる実像、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女等、本人と関わりの深い人々の証言を通じて描き出した、沖縄史の激動の時代を知る意味でも貴重な資料の役割を果たす作品。

2017年製作/107分/G/日本
配給:彩プロ

 

あらすじ

 
第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一人、弾圧を恐れず米軍にNOと叫んだ「不屈」の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー瀬長亀次郎。

民衆の前に立ち、沖縄で演説会を開き、毎回何万もの人々を集め、人々を熱狂させた。

沖縄を占領した米軍の圧政に立ち向かう亀次郎の姿に恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、亀次郎は民衆に支えられ、那覇市長、国会議員と立場を変えながら闘い続けた。

祖国復帰へ向けて民衆をリードし、信念を貫いた抵抗の人生を、関係者の証言を通して浮き彫りにする。

 

感想

 
元那覇市長の瀬長亀次郎を追った映像の数々は、亀次郎さんが自分の人生を懸けて米軍と闘い続けている姿がある。その熱心で感動的な姿を見ていると、「日本の政治家たちよ、見習ってくれよ」と心底思ってしまう。

亀次郎さん程の熱い魂で政治に取り組んでいる政治家が沢山いれば、日本国民が喜んで支持出来る国になっていただろう。そう想わせて欲しいのだ。

日本を好きだからこそ、情熱を持って、闘い、守り抜かなければいけない。

沖縄のために、民衆のために、闘い続ける亀次郎さんがそこにいた。

決して権力に屈しない亀次郎さんの姿勢が沖縄の人たちに愛されたように、日本国民が日本の政治家を信頼出来るような国であって欲しい。

胸中を書き綴った亀次郎さんの日記に、裏表のない亀次郎さんの人間性が見え、彼の本気さに敬服する。

現在でも沖縄の米軍基地問題が度々報道されるが、本作を観て、本土で暮らす人間にとっても、他人事ではなく向き合っていくべき日本の重要な問題であると思った。

「不屈」と呼ばれた亀次郎さんの精神を日本国民は受け継いでいかなければならない、といったところで「カット、カット」。

 

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