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映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』ネタバレ・あらすじ・感想。

作『アウトロー』を観た翌日に、もう続編を観ている自分がいた。

「おいおい、もしかして『ジャック・リーチャー』シリーズのこと好きになってんじゃね?」と中学生に囲まれてヒューヒューされる餌食になってしまう危険性から逃れるため、人前では「全然ジャック・リーチャーのこと何とも思ってないし」と強がってみるが、いそいそとドアに鍵をかけて窓とカーテンを閉めて一人の部屋でこっそりと『ジャック・リーチャー』を観るのであった。

「じゃあ、何で大っぴらにブログ書いてんだよ!」と高校生に絡まれそうになるかもしれないが、「好きかもしれない」と顔を赤らめながら勇気を振り絞って告白してみるのであった。

「いいじゃん、いいじゃん。素直になっていいじゃん」と大学生がはしゃいで盛り上げてくれそうな雰囲気もあるので、レビューを書くことにしたのです。

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
前作のテイストはどこへやら。
それでも僕の好きなジャック・リーチャー。
監督:エドワード ズウィック
出演:トム クルーズコビー スマルダース

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予告編

 

解説


トム・クルーズ主演『アウトロー』の続編。リー・チャイルド原作の小説「ジャック・リーチャー」シリーズを実写映画化したサスペンスアクション。

元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーが、巨大な陰謀に挑む。

前作に引き続いてトム・クルーズが主演を務める。

『アベンジャーズ』シリーズなどのコビー・スマルダーズ、テレビドラマ『プリズン・ブレイク』シリーズなどのロバート・ネッパーらが脇を固める。

監督は『ラスト サムライ』などのエドワード・ズウィック。

2016年製作/118分/G/アメリカ
原題:Jack Reacher: Never Go Back
配給:東和ピクチャーズ

あらすじ


ケンカが発生したと通報が入って、駆け付けた保安官に連行されそうになったジャック・リーチャー。

自分をめぐる何かしらの陰謀が動きだしているのを察知する。

リーチャーは古巣である軍の元同僚であったターナー少佐を訪ねるが、彼女がスパイ容疑を掛けられて逮捕されたことを知る。

ターナー少佐ははめられたのだと感じたリーチャーは、ターナーを救い出して共に真相を追い軍内部に不穏な動きのあることをつかむ。

そして、リーチャーを追う謎の影が・・・。

感想


前作のマイナス要因になりそうな感じの何か古臭い感じのB級感漂うテイストが、やっぱりどうしても好きなのである。

『アウトロー』を観た翌日に続編である本作を観るというハマりっぷり。

期待しながら観るが監督が変更したのも相まってか、どうも前作とテイストが違う気がするような違和感。

「おいおい、ちょっとマトモになってんじゃね?」と、期待していたジャック・リーチャーじゃないことに戸惑いを感じる。

久しぶりにあった数十年ぶりの友人に昔のノリで話しかけたら、ちょっぴりキャラが変わっていた違和感。「そんな感じだったけ?」と戸惑い話しかけるも、どうも居心地が悪くて話が弾まないみたいな。

先ず映画そのものがマトモになっちゃった。良かった独特の古臭さはなく、いたってフツーの感じ。ちょっとスパイスの効いた香辛料をカレーライスの隠し味に入れてあって、それが結構クセになっていたのに、突然ファミレスみたいな一般受けを狙った味に変えちゃったもんだから、「あれ、前の味が結構好きだったんだけどなぁ」と、どうも食べながら首をかしげてしまう感じ。

映画そのものもマトモになっちゃたんだけど、トム・クルーズまでもがマトモになっちゃった。要は、ならず者、アウトローな男であったジャック・リーチャーだったが、何だか人間味を出してきやがった。

「自分の娘であるかもしれない」女の子に対してのジャック・リーチャーの眼差しはアウトローではなくて、リーアム・ニーソンの『96時間』ではないか。

それでも、それでもだ。それでも何故か楽しむことが出来る『ジャック・リーチャー』シリーズの不思議。どうも憎めない。好きになっちゃったんだから仕方ない。

マトモになっちったんだけど、それを含めて面白い。前作『アウトロー』がなくて、今作のが第一作目だったとしたら評価は変わってくると思うが。

 

悲報

そんな好きになってしまった『ジャック・リーチャー』シリーズ。

三作目の制作を期待して調べてみたら「三作目は制作しない」とのこと。小説の原作ではジャック・リーチャーは身長190cmを超える大男であるが、映画版のトム・クルーズ演ずるジャック・リーチャーは170cmちょい。原作ファンからの指摘等を受けて、「ジャック・リーチャーの第三作目はなし!」代わって「テレビドラマシリーズで制作するよ~!」と発表。

ガッデム!!

僕が愛した映画のジャック・リーチャーは、もう観れないのだ。切ない。そう思うと「勝手に好きになったのは僕の方だから」と、ジャック・リーチャーに名残りを惜しみながら一筋に涙を流したところで、「カット、カット」。

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