結婚している芸人が、女遊びをすると活動自粛や謹慎になるが、正直僕には全然理解出来ない。
芸人に限らず、芸能人全体に言えることだが。
その中でも芸人は、女遊び大いに結構だと僕は思っている。
確かに、このご時世、不貞行為は世間のバッシングの対象になり、連日ワイドショーで叩かれてSNS上で叩かれるので、結婚している芸人には女遊びをするメリットはない。
独身なら大いに結構だ。
イメージダウンになりレギュラー番組も活動休止、もしくは降板。CMに関しては降板して違約金を支払う罰則を受ける。
芸人にとって結婚するメリットはあるのだろうか?
絶対に浮気をしない芸人ならば、結婚してイイとは思う。YouTubeでも活躍しているカジサックさんとかは、結婚して家庭を築いて大成功と言える。カジサックさんは嫁さんが大好きで仕方ないので浮気する心配もない。カジサックさんの動画を観ている時は「家庭や子供ってイイなぁ」とさえ僕も思う。
その昔、明石家さんまさんが結婚した時は、「つまらなくなった」と言われた。そして離婚した途端に爆発的に面白くなった。
また僕個人的にはダウンタウンの松本さんも結婚前の方が好きである。「お笑い」を作ることに魂を注ぎ、気難しい顔をして真剣に取り組んでいた姿勢は憧れであった。女遊びに興じた松本さんも結婚後は女遊びをしていないのではないだろうか。頭がイイ方なので、リスクのデカさを想定しているはずである。
女遊びをすることは、あまりにも大きなリスクがあり、世間にバレてしまえば「今まで積み上げてきたもの」が一瞬で消え去るのである。
僕は芸人が女遊びをしようが、彼らに「イメージダウン」はない。元々「そりゃ遊ぶでしょ」と思っている。何故、世間はそんなに「芸人を信用しているのか?」。
そもそも芸人なんてものを信用しちゃいけないのである。
彼らは一般人ではなくて、僕たちとは違う感覚、違う体験をするから魅力的なのである。
彼らが一般人と同じ感覚、常識、体験をしていることは、彼らに何のメリットがあるのか?
その昔「女遊びは芸の肥やし」と言われたが、この言葉に関してはそうは思わない。ただの女遊びは芸の肥やしにも何もならない。ただの性欲処理であるから、そんな都合のいい言葉に置き換えてはいけない。
女遊びを芸の肥やしに出来るか出来ないかは、「四六時中、芸のことを考えている」芸人だろう。
「芸」をないがしろにして、女遊びをしている芸人には何の肥やしにもならない。
結婚しているが、爆笑問題の太田さんは好きな芸人である。女遊びの影はないが、彼は四六時中、「ネタ」のこと「文学」のこと等、自分の活動を中心に険しい顔をしながら取り組んでいるように見える。
女遊びをすることが、奥さんや子供に申し訳ないのは当然だが、芸人ならば女遊びもやむを得ないだろう。しかし「傷つけたくない」と思うのであれば、女遊びはしない方がいい。
また女遊びをやめられない芸人は、CM出演はしない方がいい。バレた時の代償がデカ過ぎる。残念ながら世間は寛容ではない。「一発アウト」で復帰出来ないことも考えられる。
僕はワイドショーのコメンテーターが、芸人にとって一番つまらない仕事だと思っているのだが、ワイドショーでは芸人コメンテーターばかりである。
ひと昔前、ビートたけしさんや島田紳助さんが、ニュース番組や政治家の人たちとトークしたりするのは「芸人が斬り込む!」という珍しいスタイルで面白かったが、今や芸人ばかりがコメンテーターをしていると、もうつまらない。
芸人は頭の回転が早く生放送やワイドショーでの切り替えしが上手いので重宝がられるのだろうが、「芸人がマトモなこと言い過ぎや」と僕は思う。
芸人は周囲から「ツッコまれる」はずであって、「まともな意見」を言うのは芸人ではないのだ。
誰よりも「常識」を知っているからこそ、「非常識」になれる芸人だからこそ、本来は「非常識」を見せるはずなのに、「常識」を見せすぎていて、もう芸人なんて呼べないのである。
僕は芸人の女遊びを推奨するが、結婚するなら女遊びをするメリットはない時代である。あまりにも失うリスクが大きい。芸人にとって結婚はメリットがあるとは考え難いのである。
この記事へのコメントはありません。