注目の記事 PICK UP!

ハリウッドで活躍する日本人の俳優たち

リウッド映画が全てではないが、日本人の俳優がハリウッド作品に出演するとなると大きな話題にもなるし、またハリウッドで高い評価を得ると逆輸入のカタチで日本での評価も上がる。

恥ずかしながら日本で評価される前に海外で評価されることによって、後追いで日本が評価に乗っかるという現象も起きたりする。

もちろん日本国内で大活躍して世界へと進出していくケースも多数あるのだが。

ハリウッドで活躍する日本人俳優

 

三船敏郎

言わずと知れた「世界の黒澤映画」で主役を張り、日本人及び海外の人たちも魅了した三船敏郎さん。

『羅生門』や『七人の侍』『用心棒』等の名演は、ハリウッドの制作者たちにも多大な影響を与えた。

多数のハリウッド映画作品や外国映画に出演した。

また『スター・ウォーズ』の映画出演を断ったのは有名な話。ジョージ・ルーカスは黒澤映画に刺激を受けて、宇宙を舞台にした壮大なSF時代劇『スター・ウォーズ』を制作。

当初、オビ=ワン・ケノービ役を三船敏郎さんにオファーしていたが、SFは子供向けのイメージがあったので断ることに。ルーカスが次に打診したのは、ダース・ベイダー役であった。

世界的大ヒットとなった『スター・ウォーズ』だが、もしも三船敏郎さんが『スター・ウォーズ』に出演していたら、どうなっていたのだろうか?

 

松田優作

最初で最後のハリウッド作品になった松田優作さんが圧倒的存在感を放ったリドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』。大阪の街を舞台にマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアと日本の刑事たちが協力して、ヤクザとの戦いを描いた物語である。

松田優作さんが演じた悪役であるヤクザ佐藤の気迫に満ちた演技は、ハリウッドでも大絶賛されたのである。

佐藤がバイクに乗るシーンは全てスタントなしで松田優作さん本人が演じている。

またラストシーンは2パターン撮影されている。当初はマイケル・ダグラスとの格闘の末に佐藤は死ぬという設定であったが、松田優作さんの魅力が凄すぎて、佐藤を殺すのが惜しくなり、佐藤は逮捕されて生かされるというラストを迎えたのだ。

撮影時には膀胱癌に侵されていた優作さんは、『ブラックレイン』公開直後に亡くなってしまった。

優作さんの憧れであったロバート・デ・ニーロが、「日本にもこんな役者がいたのか」と映画出演のオファーを出していたという。

余談ではあるが、優作さんの長男である松田龍平さんがテレビCMでロバート・デ・ニーロと共演を果たしたのを観て、僕は感動したものである。

 

ビートたけし

1995年に公開された『JM』で、ハリウッドデビューをしたビートたけしさん。

流石「世界のキタノ」ではあるが、監督業としてではなくて役者としてのハリウッドデビュー。

何故かハリウッドではSF作品に縁があり、22年ぶりとなるハリウッド作品は日本の漫画『攻殻機動隊』を実写化したSF映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』に出演。

 

渡辺謙

2003年に公開された『ラスト・サムライ』でハリウッドデビューをした渡辺謙さん。

「勝元」役を演じて演技と存在感を評価され、受賞には至らなかったが、アメリカのゴールデングローブ賞助演男優賞、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

その後、ハリウッド映画で渡辺謙さんは現在も大活躍である。

 

真田広之

2002年に真田広之さん主演の日本映画『たそがれ清兵衛』がアメリカのアカデミー外国語映画賞ノミネートされたことや、翌年の2003年に『ラストサムライ』に出演したことで、着々とハリウッドへと進出することになった。

『ラストサムライ』では真田広之さんが、主演のトム・クルーズに殺陣や日本語を親身になって教え込んでいた一方で、真田さんのアクションがあまりにも素晴らしいため、「自分が食われてしまう」と危惧したトム・クルーズは、プロデューサーに真田さんの出演シーンをかなりカットさせたという。

2007年には、古くからアクションスターとして親交のあったジャッキー・チェンと『ラッシュアワー3』で共演も果たした。

 

工藤夕貴

16歳頃からハリウッドに挑戦して、無数の壁にぶち当たりながらもチャンスを手にしてきた。

世界的に活躍する工藤夕貴さんだが、なかなか演技の仕事が入ってこず、バイトをいくつも掛け持ちして貯金を食いつぶすという日本での工藤夕貴さんからは想像出来ないほどの経験もしているのである。

 

菊地凛子

2006年、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』で菊地凛子さんの演技が高く評価されて、アカデミー助演女優賞を含むいくつかの映画賞にノミネートされる。

力強い瞳に独特の個性とその存在感は、ハリウッド映画でも異様なオーラを放っている。

 

浅野忠信

2011年、浅野忠信さんのハリウッドデビュー作となる『マイティ・ソー』は大ヒット!

バトルシップ』でも主要なキャラを演じるなど、その活躍は華々しい。

 

まとめ


近年では小栗旬さんが2020年公開予定である『ゴジラVSコング(仮)』でハリウッドデビューするのではないか?と言われていたり、新田真剣佑さんが『パシフィック・リム:アップライジング』に出演するなど、ひと昔前に比べれば日本人のハリウッド進出での活躍も目にする機会が増えてきた。

個人的には少年時代に観た、とんねるずの石橋貴明さんのハリウッド進出が衝撃的だった。

このままハリウッド映画に出まくると思っていたのだが、やはり英語力がないとそれは厳しい。

今後もハリウッドで活躍する日本人の動向に注目していきたい。

Photo by Nathan DeFiesta on Unsplash

関連記事

  1. 『雷電為右エ門』浮世絵で見る史上最強力士

  2. 何故、世界の金持ちはアートを買うのか?

  3. 本当に凄い!才能溢れる、長渕チルドレン!

  4. Amazon Fire タブレットをレビューさせて。

  5. 歌舞伎役者絵で見る『市川團十郎』

  6. 世にも個性的な『花』をモチーフにした絵画5選。

  7. AI美空ひばりは、果たして冒涜なのか?

  8. 芸人が女遊びをしちゃいけない理由がわからない。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ARCHIVE

PAGE TOP