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映画『ぼくらの七日間戦争』ネタバレ・あらすじ・感想。

1988年の『ぼくらの七日間戦争』、面白かったが、メチャクチャな設定であった。

『ぼくらの七日間戦争』
「次は国会議事堂だぁ~!!」と叫んだ、
将来のテロリスト集団。
監督:菅原比呂志
出演:宮沢りえ五十嵐美穂安孫子里香
 

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予告編

 

 

解説

 
宗田理原作の同名小説の映画化で、校則に反発して廃工場に立て篭った中学生と教師や親など大人たちとの戦いを描く。

前田順之介と菅原比呂志が脚本を執筆。
 
菅原比呂志が監督として第一作となる。

 

1988年製作/94分/日本
配給:東宝

 

あらすじ

 
ある日、校則に反発した青葉中学の一年・菊地ら男子生徒8人が失跡して、自衛隊の廃工場に立てこもった。

そして、ひとみら女生徒3人も加わり、11人での自炊生活が始まった。

しかし居場所がバレて教師や親が説得にやって来たが、子供たちは何とか追い返して、バリケードをつくり武装を始める。

 

感想

 
アニメ版の『ぼくらの7日間戦争』を観たら、1988年の実写版を観たくなって、早速観てみた。

早田理原作を基にはしているが、別モノであるので比較することもないとは思うが、実写版の方が面白かった。

アニメ版では高校生の設定だったけど、実写版では中学一年生という設定。この連中が中学一年生には見えないけど、やっぱり「子供同士が集まって大人に反抗する」という図式が面白いから、高校生よりは中学生の方がいい。高校生だと、大人とケンカして勝てる年齢だから。中学一年生では、まだまだ大人とケンカするのにも体格差でハンデがある。

中学一年生の設定が良かったところと、当時の宮沢りえのスター性はやっぱり輝いている。天真爛漫で元気な姿は画面に華を持たせてくれる。

『ぼくらの七日間戦争』で見る当時の時代背景というか、学校の様子は現代から見るとメチャクチャで、校内暴力が当然のように描かれている。暴力教師はチカラで生徒を制圧しようとして、ケリまで入れる。現代ならば「七日間戦争」なんてしなくても、スマホで教師の体罰を撮影してSNSで拡散すれば、教師への仕返しは一発で済むだろう。

子供の頃に観た時は単純に「面白いなぁ」ぐらいにしか思わなったが、30年前の作品を大人になって観ると、ツッコミどころが満載である。

廃工場に立てこもった11年の少年少女たちが、とにかく優秀な軍隊であること。いや、11人の少年少女は「優秀な軍隊」もしくは、「将来のテロリスト集団」である。

廃工場に現れた大人たちにモノを投げつけたりしながら、追い払うぐらいのレベルは、まだ可愛げがあって良かった。

しかし戦車を見つけて操縦して追い返したりするぐらいになると、だんだん彼らの特殊な能力が発揮されてくる。

驚いたのは、中学一年生11人に対してシャレにならないぐらいの機動隊員の人数。

劇中の機動隊は上記画像の人数の倍以上いる。

何故か、校長が拡声器で「突撃~!」なんて指揮をとっている。

一番、耳を疑って「ヤバイだろ!!」という校長の発言は「早く捕まえて殺せ~!!」である。自分の学校に通う生徒たちを「殺せ」と指示したのだ。これはヤバイ。こんな学校に通うべきではないだろう。

そして、「いつ仕込んだのか?」というぐらいの、11人の中学一年生によるバリケードや罠の数々。機動隊たちも中学一年生に敵わないのである。これに出撃した機動隊員、全員クビだろう。これでは更なる凶悪事件に太刀打ちできない。

11人の中学一年生が短時間で作り上げた「要塞」は、相当優秀であり、「軍隊」もしくは「将来のテロリスト集団」である。その証拠に、一番ラストで彼らは「恐ろしい発言」をして盛り上がってクレジットが流れるのだ。そう、彼らは「今度は国会議事堂だぁ~!!」と叫ぶのであった。

彼らは「テロリスト集団」としての宣言をしたのである。みんな飛びあがって、やる気である。彼らは国会議事堂を爆破するぐらいのことをしでかそうとしている。犯罪者として全員刑務所行きになるのか?それともバレずに逃亡するのか?

また非常に驚いたのが彼らが戦車を使って仕掛けた花火だ。戦車から一発の花火を打ち上げるのも大変なことだろう。しかし彼らは夜空に何十発もの花火を打ち上げるのだ。

「一体どうやって??」

その場にいるわけではない。何かタイマー装置を仕掛けて、戦車から離れた場所で花火を何十発も打ち上げてしまったのだ。

たった七日間の滞在で、ありとあらゆる仕掛けや要塞を築き上げて、最後には花火まで打ち上げる、相当優秀な彼らの能力を「国会議事堂を爆破するテロリスト集団」として使うのは、非常に勿体ない。

彼らが取返しのつかない犯罪を犯してしまう前に、何とか食い止めて欲しい。2020年現在、国会議事堂が無事であることは確認されているといったところで、「カット、カット」。

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