リドリー・スコット監督の名作『エイリアン』を観た。う~む、40年も前の作品になるのか。
色褪せない驚愕のクオリティーに痺れる。
『エイリアン』 恐怖を描きながらも、 美しさに魅了される。 監督:リドリー・スコット 出演:トム・スケリット,シガニー・ウィーバー,ヴェロニカ・カートライト,ハリー・ディーン・スタントン |
未知の生命体の恐怖を描いた、リドリー・スコット監督によるSFホラー。
主演はシガニー・ウィーバー。
03年に、再編集された「エイリアン/ディレクターズ・カット」も公開された。
1979年製作/116分/G/アメリカ
原題:Alien
配給:20世紀フォックス映画
地球への帰途についていた宇宙船ノストロモ号の乗組員は、未知の惑星で異星人の宇宙船を調査する。
船内には無数の奇怪な卵が存在していて、卵の中の生き物が乗組員に寄生。
顔に貼り付いた航宙士ケインを回収して、ノストロモ号は再び航海につく。
しかし彼の体内にはすでに異星生物の幼体が産みつけられていた。
ケインの腹を突き破り、ノストロモ号内に潜伏する。
エイリアンは脱皮を繰り返し巨大に成長。エイリアンは人間をひとりずつ抹殺。
生き残った航海士リプリーはたった独りで戦いを繰り広げることになる。
やはりクオリティーが高い。
宇宙船の中という密室空間で、逃げ場のない場所でエイリアンに襲われる恐怖を描いた本作は、作品のクオリティーの高さに驚かされるばかりである。
恐怖を描いているが、美しさまで感じるのだ。
乗組員の一人がアンドロイドだったという設定も最高に愉快なのである。
人間に寄生したエイリアンが腹から誕生するというシーンも最高ではないか。
恐怖と、随所に散りばめられた最高のシーンと、映像の美しさが僕を魅了するのである。
エイリアンの成長速度の早さは脅威だ。まだ小さい時に捕獲して処理しておければイイのだが、隠れ場所の多い船内では上手くいかない。
また動くスピードも早い。
例え捕獲して処理しようとしても、エイリアンのカラダには、船内を溶かすほどの強烈な酸が流れている。
それにしても僕が気になるのはエイリアンではなくて、船内で飼っているネコだ。
大事なシーンで必ず登場して、乗組員を驚かせる。
非常に不愛想で全然なついていないのだ。
伝説の『エイリアン』誕生作、パーフェクトな映画だぜ!、といったところで「カット、カット」。
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