前作『アナと雪の女王』は、大好きな作品なので、続編を観てみた。
『アナと雪の女王2』 偉大過ぎる前作。 期待のハードルは超えられない。 監督:クリス・バック,ジェニファー・リー 出演:クリステン・アン・ベル,イディナ・メンゼル |
世界中で社会現象を巻き起こして、日本でも歴代3位となる興行収入255億円を記録した大ヒットディズニーアニメ『アナと雪の女王』の続編。
前作に続いてエルサとアナの声をイディナ・メンゼルとクリステン・ベル。
日本語吹き替え版では松たか子と神田沙也加がそれぞれ務めた。
監督も前作同様、クリス・バックとジェニファー・リーが続投。
主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン 心のままに』が第92回アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされた。
2019年製作/103分/G/アメリカ
原題:Frozen II
配給:ディズニー
雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな陽光を取り戻して、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナ。
そして再び城門を閉じることはないと約束して、氷や雪を操る魔法の力を持つ“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、仲間たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていたが・・・。
ある日、エルサにしか聞こえない不思議な歌声によって、姉妹は未知の世界へと導かれる。
それは、エルサの魔法の力の秘密を解き明かす冒険の始まり。
何故、エルサだけに力は与えられたのか。
姉妹は仲間のオラフやクリストフとともに、数々の試練に立ち向かっていくが、共に歩む先で明かされる姉妹の秘密とは。
前作『アナと雪の女王』は、大ヒットした歌も物語も良かった。
あれだけ大ヒットすれば続編が作られて当然のことではあるが、正直、歌も物語も大きくパワーダウンしていた。
さすがに前作を超える続編を作るのは厳しい難題とは思うが、これでは超えることが出来ない。
ここは恥を忍んででも前作の大ヒット曲「レット・イット・ゴー」を、本作にも取り入れるべきだったのではないだろうか。
例えば、スタジオジブリの『となりのトトロ』のパート2が制作されたとして、「ト、トロ~、トト~ロ♩」の名曲や「あ~るこう~、あ~るこう~、わたしは元気~」の名曲を超えていくのは非常に難しい。
歌も物語も超えれないだろう。
やはり強烈なイメージを植え付けてしまった歌の印象を、打ち破っていくのは困難なのだ。
ハッキリ言って『アナと雪の女王2』で印象に残った歌はない。
むしろ「なんで、コイツ歌ってるん?」と違和感を覚えたくらいだ。
あまりにもパーフェクトに作られていた前作を、超えていこうとするのは難しい。
偉大過ぎるパート1の期待のハードルを僕の中では超えていくことが出来なかった、といったところで「カット、カット」。
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